暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第23話 輝く目の悪魔
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たソードスキルは両手剣スキル範囲技《サイクロン》だ。
悪魔は技後硬直(スキルディレイ)から立ち直ると雄叫びを上げこっちに向かってくる。

「アスナ!カゲヤ!頼む!10秒持ちこたえてくれ!」

悪魔の後ろでキリトが叫ぶ。
キリトは後方へ下がるとウインドウを操作しだす。
何をするかはわからないが頼まれた以上やるしかない。
悪魔と一緒にアスナも一緒に走ってくる。
悪魔は俺の少し前で止まると力任せに剣を振るう。
俺は神速スキル突進技《ストレイトライン》で一気に悪魔の足元まで行き攻撃を回避して攻撃する。

あと8秒……

扉の方を見ると軍は全員部屋の外へ避難していてクラインたちがこっちに向かって来ていた。
それを確認すると俺はサキに向かって叫んだ。

「サキ!あのスキル使えるか?」

「う、うん!使えるよ!ちょっと待って!」

サキはウインドウを操作しながら向かってくる。

あと5秒……

俺は正面を向くと振り下ろされた悪魔の剣を弾き軌道を逸らす。
しかし悪魔はすぐ剣を振り上げると右上から振り下ろす。
俺はそれを左に受け流す。
悪魔は剣が床に着くと同時に切り返し、剣を俺の方へ振るう。
それを俺は剣の腹で受け止める。
だが、攻撃が重く押されていく。

「いいぞ!!」

「カゲヤ君!いつでも出来るよ!」

後ろからサキとキリトが同時に叫ぶ。
俺は軽く跳び悪魔の剣の腹を転がって回避すると、サキの方へ向かう。
後ろから悪魔が剣を横から振るうが剣を2本装備したキリトがそれを受け止める。
サキの隣まで来るとサキが力強く言った。

「いくよ、カゲヤ君!」

「ああ!」

俺はサキに向けて右拳を突き出す。
サキは左拳を俺の右拳に合わせると同時に叫んだ。

「「リンク!!」」

俺は右手にサキは左手に指輪のようなものが出現する。
それは自動的にお互いの中指に付けられる。
それと同時にシステムメッセージが表示された。

《サキとのステータスの共有を実施します》

その直後俺とサキの体は淡い光に包まれ、お互い指輪に埋め込まれている赤い玉から赤い線が伸びる。
それは繋がると数秒で消えた。
そしてまたシステムメッセージが表示された。

《サキとのステータスの共有が完了しました》

それを確認すると俺は剣を握りなおす。

「行くぞ、サキ!」

「うん!」

俺とサキは同時に地面を蹴ると同じスピードで悪魔に向かって行く。
俺がサキのスピードに合わせているのではなく、サキも《神速》スキルを使っているのだ。
これがサキのユニークスキル《LINK(リンク)》スキルの1つ、《コネクト》の力だ。
コネクトの能力はステータスの共有。
片方が細剣を使っていればどんな
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