第1章:修正の始まり
第8話「ユーリとドイツにて」
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でも必死に追いつこうとしてきた俺の気持ちが!お前なんかに何が分かる!!」
「ぐっ....!」
...あー、まぁ、秋十君にも思う所があって、ラウラは琴線に触れたって訳か。
「ストップ。ストップだ。」
「っ...すみません、桜さん。」
いくら絶望の淵に立たされた事があったからって、やっぱり感情的な所があるんだな。秋十君は。
「...あー、そっちの隊長さんは、秋十君を認めたくない。対して秋十君は自分の気持ちが分かってない奴に好き勝手言われたくない....。...だったら、一勝負、してみる?」
「「はっ...?」」
俺の言った事に素っ頓狂な返事をする二人。...案外息合ってるじゃん。
「もちろん、ISを使って...な。」
「はっ、何を言っている。男がISを使える訳が....。」
「秋十君、夢追起動して。」
「...分かりました。」
俺の指示通り、秋十君は夢追を展開する。
「なにっ!?なぜ男である貴様がISを...!?」
「あー、隊長さんよ、俺の容姿で気づいておけばよかったな。」
俺は束と区別をつけるために束ねていた髪を解く。
「ただ、そっくりさんじゃないって事にな...。」
「篠ノ之...束...だと....!?」
俺の容姿を見て驚愕するラウラ。包囲している奴らも驚いている。
「束、俺の好きにしていいな?」
【あれ?もうばらしちゃうの?別にいいけどさ。】
「あぁ、ちょっとやりたい事があるからな。」
【そっか、あ、送っときたいデータがあるから送っとくね。】
「りょーかい。」
切っておいた通信を繋げ、束に好きにしていいか聞いておく。
「...改めて、自己紹介しておこうか。俺は神咲桜。ISを創りだした篠ノ之束の親友にして、もう一人の“天災”だ。俺なら、男も使えるISを作るなんて、容易い。」
「なん...だと....!?」
おー、驚いてる驚いてる。
「あ、容姿がそっくりなのはただの偶然だからな?そこの所、よろしく。」
「...桜さん、どうするんですか?ISを展開したのはいいですけど、ここで戦闘は...。」
「お?それもそうだな。じゃあ、場所を変えようか。...そうだな、シュヴァルツェ・ハーゼの演習場辺りがいいんじゃないか?」
そう言って俺は立ち上がる。当然、包囲してる奴らは俺を警戒する。
「ユーリちゃんも、行くぞ。」
「えっ!?あ、はい!」
一斉に飛び立ち、俺が先行して演習場を目指す。
「奴さんの弾は俺が撃ち落とす!二人は束の指示に従って先に行っててくれ。」
「わ、分かりました!」
【あっ君、ゆーちゃん、そのま
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