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【魔剣転生】少女と魔剣のダンジョン攻略!
少女との出会い編
少女との出会い
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頭にピンっと生えている耳。
それはRPGでよく見かける獣人族の少女だった。

その少女は俺に気づくと俺を引き抜こうと柄を握った。

〈マスター登録が完了しました。マスターネームは名無し。奴隷契約により名を奪われている模様。契約解除を試みます。
……………成功しました。
マスターネームはキャロ・ショハマ。
マスターが登録されたことにより精度が変わります。
ジャンクウェポンからノーマルウェポンへの進化を試みます。
…成功しました。
さらにノーマルウェポンからエキストラウェポンへの進化を試みます。
……失敗しました。
魔力石吸収のレベル不足による失敗だと思われます。
マスター登録により必要無しと判断していたスキルが解放されました。
さらに特有スキル《意思疎通》を獲得…成功しました。
さらにマスタースキル《セットスキル》を獲得します。
…成功しました。
現在のマスター登録で獲得したスキルは
特有スキル《意思疎通》
マスタースキル《セットスキル》
通常スキル《剣術Lv.9》《回復魔法Lv.3》《闇魔法Lv.5》《隠蔽Lv.3》
の6つです。〉

その瞬間俺の頭の中に響き渡る無機質な声。
まるで機械がしゃべっているような声が俺の頭に響いた。

それは俺のマスターになった少女、キャロにも同じ現象が起こったのだろう。びっくりして俺をまじまじと見つめている。

「ガァァァァぁ!!!」

巨人がキャロを殺そうと荒野に足を踏み入れた瞬間、俺は勘違いをしていたことに気づいた。

この荒野に足を踏み入れたら魔物は死ぬと思っていた俺はその光景に驚きを隠せなかった。
なんと巨人は足を踏み入れても死ななかったのだ。
なぜだ、と思ったがすぐに答えが出てきた。
今まで死んできた魔物はゴブリンやレッサーパンサー、レッドブルのFランクモンスターだったのだ。
目の前にいる巨人、今確認したところグリーンオーガはランクDモンスター、つまりランクD以上のモンスターは効果を受けないということになる。
グリーンオーガが横に腕を振るうために力を貯める。
その攻撃を食らったら目の前のキャロが死ぬことは必須だ。だってもうキャロのHPは2桁を切っておりあと一発食らったら死亡確定であったからだ。

『おい!キャロ!マスタースキルで危機回避を使え!早くしろ!死ぬぞ!』
「え?ぁ_____」

キャロは俺の《声》に驚き反応に遅れたがすぐさま《危機回避》を発動しオーガの腕を避ける。

『俺の名前はまだないが俺はお前の剣だ!今から言うことをよく聞け!《適性判断》を使って適性な判断を!攻撃は《剣術》を使え!攻撃を避ける時は《危機回避》!相手の素早さはそんなに高くない!完璧に避けて確実に勝て!』
「…」

黙ってコクリとうなづくとキャ
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