少女との出会い編
少女との出会い
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
キングガルーダとの死闘から数十分。俺はキングガルーダが持っていた飛行のスキルを使用し、念動力と組み合わせていた。
その合わさったスキルの名前は《念動飛行Lv.1》、念動力より長く飛ぶことができとても使い勝手が良いスキルになってくれた。
そして今、俺は絶賛飛行中である。
人が住んでいそうな街を探している途中なのだ。
しかし探し始めてから数十分、一向に村や町、それどころか人1人見かけることがなかった。
一瞬、この世界に人はいないのか?と思ってしまう、が、ステータスの概念がある時点でその可能性は除外していた。
荒野の大地の空を横切ろうとした瞬間、俺の中に喪失感が生まれた。
疑問に思った、その瞬間
俺は急激に地面に近づいていき、地面に深く突き刺さった。
え、なに?何事?そう思いステータスを覗いてみると魔力が尽きていた。
否、吸い取られていた。
スキル《魔力回復》により回復を試みようとするが回復した瞬間に0に戻る。
この荒野は魔力を吸い取られて荒野と化したのか。なるほどなるほど…って感心している場合じゃねえ!
俺は何か役に立つスキルはないか、と思いステータスを覗いた。
__________それから一ヶ月が立った。
___________________________________
一ヶ月、何をやっていたのだろうか。
最初はゴブリンでもいいから早く来てくれと思っていたが、ゴブリンどころか魔物一匹通る気配がしない。いや、本当は何匹か近くに来たのだが荒野に足を踏み出した瞬間魔力を吸われ死んだ。
それは魔物限定なのかそれとも人間にも関わるのか、わかりもしなかった。
なぜなら人間がここを通ることなどなかったからだ。
もう一生このままでいるのか…と諦めた。
「__________ロセ!」
ん?何かが聞こえる…?気のせいだろうか…
「_____ヤク__ロセ!」
いや、聞き間違いではないようだ。となるとどこから?
「早く殺せ!」
今度ははっきりと聞こえてきた。
声が聞こえた方向を見ると森の中から馬車を全力疾走させて走らせている人間がいた。
誰に「早く殺せ」と言っていたのかはわからなかったが何からか逃げてきているようだった。
「___________うっ!」
森の茂みから飛び出て(?)きた何かが馬車に当たると座っていた男も投げ出されていた。
そして飛んできた何かは俺の近くに転がってくる。
「ガァァァァァぁぁぁ!!!!」
森の中から出てきたのは一体の巨人。緑の肌を持ち2メートルを超える巨体を揺らしこちらに向かってくる。
「うぅ…げほっげほっ」
先程飛ばされてきた何かは血を吐き出しながら立ち上がる。
白い髪、真白な肌を持ち、
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ