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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第1話 エース・オブ・エースVSバリアアーマー
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に向けて発射した。
「ちっ!?」
普通の砲撃魔法も弾速が速い砲撃魔法。それがこの攻撃の利点だった。
「ジルディス!!頼む!!」
ジルディスを前に構え、大剣を盾として攻撃を受け止めた。
「!!!」
そんな大悟に向かって連射するソール。
ブリッツカノンは次々に直撃していく。
「はぁはぁはぁ………」
計16発程撃ってソールは射撃を終えた。
爆発により煙が上がり大悟の様子が見えないが、ソールは余裕があった。
「Aランクに下げた魔力でこの攻撃には耐えきれない筈………」
「………直撃してればな」
「何!?」
後ろから声がして、振り向けばそこには拳を握り締めて構える大悟が。
「何故!?」
「どんな状況にでも冷静にだ!………誰かさんの言葉だけど」
「くそっーーーー!!!」
そう叫びながら、ソールは大悟の拳を顔に喰らい気絶し、エキシビジョンマッチは大悟の勝利で幕を閉じた………
「まあ流石と言ったところかな………」
会場の特別室。
そこから2人の戦いを見ていた人物がいた。
管理局元帥、ヴェリエ・マーセナルと首都防衛隊少将、ギリ・クロッグだ。
「し、しかし元帥、バリアアーマーがこうもあっさり撃退されますと………」
「彼は管理局最強、エース・オブ・エースの神崎大悟だよこれくらいは当然さ」
「ですがAランクに下げた状態では………」
「まあ確かに不甲斐なかったが、仕方がないと言えば仕方がない。魔法の防御は完璧でも質量兵器での攻撃は想定外だったからね。それでもある程度は耐えれる強度にはなっていたはずなのに、それを破壊する神崎一等空尉が異常なのだろう」
「な、なるほど………」
「まあともかく今回の課題点を改善してからの普及だね。」
「そ、そうですな………で、では私は今回の結果をレジアス中将に見せに行きますで………」
そう言ってギリは部屋を出ていった。
「しかしまさかここまでやると思っていなかった。もしSSSランクであの様に戦っていればバリアアーマーどころか全てを破壊出来る程の攻撃が出来るだろう………」
「………しかしそれは出来ないでしょう」
そう言ってヴェリエの前に現れたのはクレイン・アルゲイル。
今回のバリアアーマーの開発者だ。
「何故だい?」
「SSSの魔力で身体強化しても身体がもたないですから」
「………なるほど、人の身体は貧弱だからね」
「それとこれ以上の装甲の強化も無理があります。今度は機体が重くなり機動力が無くなりますよ」
そんなクレインの言葉にため息を吐くヴェリエ。
「まあそれなら仕方がないか。………なら装甲の強化は白紙として、追加武装の方を頼むよ」
「………了解しました」
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