2.7転び8起きって言うけど、7回転んだら7回しか起き上がれない
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醸し出す。
そうする事で将来『姉御肌的だが二人きりの時は俺に甘える』そんな美女が完成するはずだ!
これで俺の『キャッキャ!ウフフ!』な、バラ色人生が造られていくのだ!
やべー!テンション上がってきたー!
「ところでアマンダ。何故サンタローズに訪れているんだ?」
「いやねぇ…内の旦那が風邪を拗らしてねぇ…ここの薬師に薬の調合を依頼しているんだよ!」
「ねぇ!大人のお話って長いから、2階に行きましょ!」
どうやらビアンカには大人の話は退屈らしく、俺に話し掛け手を取ると有無を言わさず2階へ拉致られた!
「ご本を読んであげる!」
本棚から適当に引っ張り出してきた本を開くと俺にお姉さんぶりをアピールしてきた。
いや、別にいいんですよ!
お姉さんアピールがイヤなわけではないんですよ!
ビアンカは可愛いし眺めているだけで楽しいし。
ただ、長旅で疲れているので振り回さないで欲しいなぁ…なんて、ちょっと思っただけ!
「…あぁ!もう!この本難しい字が多くて読めない!」
と、勝手に引っ張り出した本に悪態を吐いていると、1階からアマンダさんの声が聞こえてきた。
「ビアンカ!そろそろ宿屋へ帰るわよー」
「はーい!」
元気よく答えると颯爽と階段を下りていった。
勝手に引っ張り出した本を俺の目の前に残し…かなり分厚い本を俺の前に残し…ビアンカは我が家を後にした。
疲れた体に鞭を打ち、分厚く重い本を両手で抱え本棚に戻す俺。
俺、結構綺麗好き。
とは言え、子供の身体には1日中歩き詰め+戦闘数回は堪えたらしく、そのままベッドに入って泥の様に眠ってしまった。
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