少女との出会い編
スキル確認
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少し落ち着いた俺は今の状況を整理することにした。
クソガキどもにホームから落とされた→立ち上がれない→電車来る→引かれた→死んだと思ったら剣になってた
…なるほど…わからん
とりあえず俺は《神眼の観察眼》を試すため目の前にいる百足のことをじっと見つめた
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ビックセンチピード
ランクF
Lv.1 HP35/35
力53
硬さ63
俊敏35
魔力35
個体特有スキル:《個体集合》《溶解液Lv.1》
通常スキル:《硬化Lv.1》
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…攻撃力俺よりも高い…だと…!?
俺、魔剣じゃねえのか!
ありえねぇーー!!
てか、よく見てみるとここ、洞窟の中じゃん…え…?誰かこないと俺ひとりぼっち?まじかよ、誰かこいよ!
__________グギャギャ
ん…?誰か来る…?やった!誰か俺を拾ってくれ!魔剣として使えるぜ!
そして俺の目の前に現れたのは緑色の肌を持つ小さい魔物、ゴブリン(多分)だった。
ゴブリンは俺を見ると後ろの仲間に「グギャグギャ」と何かを伝えると俺に近づいてきた。
え、マジデスカ冗談っすよね?ゴブリンに使われていた魔剣とかマジワラエナイんすけど
ゴブリンが俺に手をかけ、台座から引き抜こうと力を加えるといとも簡単にスポッと抜ける。
ゴブリンはじろじろと俺を見つめると切れ味を確かめるためにさっき俺が観察眼で確認したビックセンチピードに斬りかかる。
しかし攻撃力が25しかない俺は硬さ63のビックセンチピードの殻に弾かれた。
なるほど、切れ味=攻撃力なんだな…ってそんなこと言ってる場合じゃねえ!
動け!動けよ俺!
そう念じると俺はゴブリンの手からスルリと抜け、宙に浮く。
…は?
動いた…?やった!これで自由に動ける!
急に宙に浮かんだ俺を見てゴブリンは言葉を失った。仲間と話すこともなく呆然と俺のことを見つめる。
俺はそれを見て、ゴブリン達の手の届かないところに浮遊すると自身のスキル確認をする。
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固有スキル:《神眼の観察眼Lv.1》
効果:相手のステータスとスキルを確認することが可能。
スキル《観察眼》の上位互換。
スキル《隠蔽Lv.5》を持っている相手は確認することができない。
効果はレベルアップすることによって上昇可能
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固有スキル《魔力石吸収Lv.1 0/50》
効果:魔物が
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