■■SAO編 主人公:マルバ■■
ありふれた冒険譚◆初めての絶望、そして希望
第十三話 レクチャーその二、『パニック制御』 そしてケイタの理想
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「……そうだ。サチはこのままじゃ完全に前衛をすることはできない。このまま無理に前に出て前衛をやったって死ぬだけだ。サチを守るためには、今までどおりテツオが前衛をするしかない。」
マルバはため息をひとつつくと立ち上がって言った。
「盾を信用できていないのはサチだけじゃなくてケイタもみたいだね。サチは、僕がちゃんとした前衛にしてみせる。サチは、テツオの代わりなんかじゃない。」
彼女は、僕だ。かつて逃げ出したかった過去だ。僕は決して彼女を誰かの代替物にはさせない。
宿屋の階段を上ると、十五センチくらい開いていたサチの部屋のドアが音もなく閉まった。まるで、階下の出来事を盗み聞きしていたかのように。
九日目
【Message Recieved!!】
From : Keita
Subject : サチを見なかった?
Main : サチが出ていったきり帰ってこないんだ。僕らは迷宮区に行ってみる。マルバも何か分かったら知らせてほしい。
「サチ……!」
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