主街地
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ガはスキルスロットには《料理》を入れているため料理が出来る。しかも、何日か前にようやく八百を超えたところだ。だからS級食材出なければほとんどの物は作れるし調理も出来る。ストレージ欄から、食材アイテムをオブジェクト化させ、料理を作成していく。出来たのは、シーザーサラダみたいなものと、コーンスープみたいなスープ、それと少し大きめのパン。それを、NPCの店員に持っていくように頼んでキッチンから出て、キリトたちの座る席に向かう。すると、シリカが顔を真っ赤にしてぶんぶんと首を振っていた。とりあえず、何も見なかったことにして席に着く。
「あっ、ゲツガさん。どこ行ってたんですか?」
「内緒だ。それよりキリト。それルビー・イコールだよな?まだ残ってるか?」
「ああ。お前のぶんもちゃんとあるよ」
キリトからルビー・イコールの入ったグラスを渡してくる。それを貰い、一気に飲み干した。それが飲み終わると同時に料理が運ばれてくる。
「おっ、来たか」
先ほど作った料理が運ばれてきた。シリカは、その料理に見覚えがないので聞いてくる。
「あの、これは?」
「さっき、ボトル持込みOKって言ったよな?それともう一つ、キッチンも借りることが出来るんだよ」
キリトが変わりに答える。
「えっ?じゃあ、この料理……」
「そう、さっき俺が作ってきたんだ」
シリカはそれに驚いた。そして意外そうに言った。
「そうなんですか!?男の人が料理スキルを取ってるなんて」
「シリカ。それは偏見だぞ。女性だけが料理をすると決まってるわけじゃないからな」
そう言って、手を合わせる。そして、いただきますと言って食べ始める。キリトもそれに習い、食べ始める。
「シリカも冷める前に食べたほうがいいよ」
キリトがそう言うと、シリカも食べ始める。どうやら口には合ったようでおいしく食べてくれた。そして、食べ終えた後、明日のために二階に上がり休息をとることにした。
部屋の中で寝転がっていると、体中に少しずつ痛みが走る。痛みがある部分にはノイズがかかっている。
「くっ!!またか!」
ここ最近、この発作みたいなのが起こるようになってきた。定期的ではなく急にくるのでダンジョン内で起こると隙が生まれるため困る。十分ぐらいすると収まり、肩を大きく動かしながら息をする。
「はあ、はあ、はあ……。これもあいつの仕業か?」
あの声が何かしていると思っているが、コンタクトが取れないため分からない。考えるが浮かばない。なので情報でも集めようかと外に出た。しかし、まったくと言っていいほど情報は集まらず、無駄足だった。仕方なく部屋に戻り、休息をとることにした。
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