Fate/stay night
1136話
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を動かす大きな一手になるのは間違いないだろう。
「そう、ね。あたしとしても出来ればそうしてくれると嬉しいかな」
「一気に事態が動くとなると、俺達も忙しくなるのは間違いないだろうな。その動きを起こすからにはってのもあるし、何より俺達が聖杯戦争で勝ち抜く最有力候補である以上、他のサーヴァントが手を組む可能性は十分にある」
特に怪しいのは、やっぱりキャスター&アサシンだろう。
どちらも正面切っての戦いを得意としている訳じゃないクラスだけに、他のサーヴァントやマスターは手を組んでもいいと考えるかもしれない。
……アサシンの戦闘力は色々と特別だし。
だからこそ、出来れば今夜でキャスターとアサシンを倒してしまいたい。
どちらかが無理でも、片方を倒してしまえば楽が出来る。
現状で最も厄介なのは、やっぱり手を組んでるキャスターとアサシンだ。
その片方を倒してしまえば、後はどうとでもなるだろう。
まぁ、片方を倒して時間を与えれば、後日他のサーヴァントやマスターと組む可能性は十分にあるんだが。
そう考えると、やっぱり今夜で片付けてしまうのが最善の行動なんだけど……さて、どうなる事やら。
「……アークエネミー、他の宝具やスキルの方はどうなってるの? 使えるようになったりはしてない?」
「いや、残念ながら未だに念動力とスライム以外は使えないな。……まぁ、使えるようになる方法が思いつかないでもないけど……」
その言葉に、勢い込んでこっちに視線を向ける凛。
綾子の方も興味深そうにこっちを見ている。
言ったら怒りそうなんだけどな。
そんな風に考えつつ、口を開く。
「宝具の方は、凛がピンチになった時に目覚めたのを考えると、ちょっと危なくて出来たもんじゃない。けど、スキルの……念動力の方は、綾子が半サーヴァントになった時の儀式で目覚めた。つまり……ぶっちゃけ、俺が凛と綾子を抱けばもう1つのスキルも……うおっ!」
咄嗟に飛んできたガンドを回避する。
それがどこから飛んできたのかは、言うまでもないだろう。
頬を真っ赤に染めた凛が、いつでもガンドを撃てるように俺の方へと左手を向けていたのだから。
「2回目の時には目覚めなかったじゃないの!」
その言葉と共に飛んでくる無数のガンドを、俺は回避しまくるのだった。
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