Fate/stay night
1136話
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とセイバー組は非常に信頼出来る。
……まぁ、その代わり色々と面倒なのが多いのも事実だけど。
凛の口癖から考えると、他にもまだ何かありそうだが。
「セイバーとなら正面から戦えば勝てるだろうしな。そういう意味では、最後にセイバーを持ってくるってのは構わない。寧ろ戦略的に考えればベストだと思う。それに、セイバーを倒せばその時点で聖杯戦争の最後になる。そうなれば、衛宮を殺さなくても済むだろうしな」
個人的には衛宮は気にくわない。これ以上ないって程俺と性格的な相性の合わない奴だが、そういうのを抜きにして、純粋に人間性としてだけ考えれば、人格者であるのも事実なんだよな。
そういう奴を殺すってのは、個人的にもちょっと遠慮したいし。
それを衛宮に言えば、ワカメを殺した俺が何を言うってなりそうだけど。
「そうなると、残るのはバーサーカー、ライダー、ランサーの3人か。で、こっちはどうする?」
「難しいわね。うーん……その中で居場所が分かっているのはバーサーカーだけど、こっちはキャスターとアサシンを倒したら挑んでもいいと思うわ。ライダーは……出来ればこの前の戦いで脱落してて欲しいんだけど、まだ生き残ってるんでしょう?」
「まぁな。脇腹は貫通してやったが、サーヴァントがその程度で死ぬ訳もないだろうし。ただ、マスターのワカメが死んだ以上は他のマスターを探していると思う。それにライダーってくらいだから、多分何か乗り物の類はあると思うんだが、それを使って動き回られると面倒だ」
一番面倒なのは、新たに契約したマスターが奥に引っ込んでる状態で、ライダーが乗り物を使ってその機動力で動き回られる事か。
そうなると、下手に機動力が高い分だけ戦闘に持ち込むのが難しくなる。
寧ろ、ワカメも最初からそうやっていればよかったものを。
ライダー最大の特徴でもある機動力を一切使わなかったってのは、何を考えてたんだろうな?
あるいは、そうせざるを得ない理由があった?
「そして、残るのはランサーね。……正直、ランサーが一番手に負えない状態よ。あれ以降全く姿を見せないし、どこを本拠地にしているのかも分からないし」
「あー……確かに。しかも前回の戦いも結局戦いって戦いにはならなかったからな。一番謎が多いってのは確かだ」
恐らく情報を集める為に戦いを挑んできたんだろうが、結局それ以後は一切の消息がない。
まぁ、消息がないのはこっちだけで、もしかしたら他のサーヴァントに戦いを挑んで既に負けているって可能性はあるんだが。
特にバーサーカー辺りだと、能力知的な面から考えても、宝具的な面から考えても、ランサーに勝ち目はない。
「結局この聖杯戦争では、大きく分けて俺達、バーサーカー、キャスター&アサシン組の3つが優勝候補な訳か」
「で
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