Fate/stay night
1136話
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十分に攻撃可能だ。
スライムと凛の攻撃で牽制している間に、俺がアサシンを倒してしまえば……
ただ、アサシンもアサシンで厄介なんだよな。
ぶっちゃけ、あの狭い踊り場でば俺の最大の特徴でもある素早さを発揮出来ない。
となると、苦戦することは十分考えられる。
「けど、アサシンとキャスターを倒してしまえば、バーサーカーと戦う時に横入りされなくてすむ」
「……それは事実だけど、いけるの?」
思わず最後の言葉を口にしてしまっていたらしく、凛が首を傾げて尋ねてくる。
俺の考えている事が大体分かっているんだろう。
「いけるかどうかで言えば、多分何とかなる……と思う。ただ、相手のマスターが不確定要素だな。キャスターとアサシン、つまり2人のマスターがいる訳で、そうなると最終的には2対4……無理してスライムを数に入れるとしても、3対4。そして……」
チラリ、と綾子の方へと視線を向ける。
綾子を数に入れてもいいのであれば、4対4。
ただし、あの狭い戦場でこれだけの人数が戦うだけの広さがあるかと言われれば……答えは否だろう。
結局は俺とスライムが戦うのがベストなんだよな。
「……なるほど。確かにスライムの性能を考えれば十分に可能性はあるわね。それに、一般人に被害を出しまくっているキャスターは、冬木のセカンドオーナーとしては色々と思うところもあるし……」
「言っておくけど、あたしは一緒に行かないからな。聖杯戦争ってのに関わり合いたくないってのもあるけど、何よりあたしの場合、もし一緒に行けば足を引っ張るだけになりそうだ」
そう告げる綾子に、凛も頷く。
「分かったわ。けど、綾子も否応なくこっちの世界に入り込む事になったんだから、嫌でもこの手の出来事には慣れておく必要があるわよ?」
「それは分かってるけど……ライダーだったか? ああいう奴等との戦いについていけるかと言われれば……正直自信がないな」
幾ら魔術の世界に関わる事になったとしても、英霊であるサーヴァント同士の戦いが行われている聖杯戦争ってのは色々と別格だろうけど。
「そうでしょうね。そっちは後で考えましょ。それより次。衛宮君とセイバー。この2人は本拠地も分かっているし、戦おうと思えばいつでも戦えるんでしょうけど……出来れば最後にしたいわね」
「……なんでだ? いや、別に最後にするのは構わない。実際、能力的に見ればセイバーは衛宮の影響でかなりステータスが下がってるんだし」
「ごめん、その辺はちょっと色々とあるのよ。それに、少なくても衛宮君はキャスターと違って放って置いたら一般人に被害が出るような事はしないでしょうし」
「それはまぁ、確かに」
理性的というか、人道的というか、モラルが高いというか。
そういう意味では、衛宮
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