第三十四話 秋山大尉!井伊直弼も陶芸をしていた!!その十三
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「喰らえ!」
「地獄極楽落とし!」
人形に潜在能力を引き出したうえで超必殺技を出してだった。
人形を空高く放り投げた。二体の人形は空高くくるくると激しく回転し。
地面に叩きつけられた、そこにあったのは。
日帝衆側の窯だった、窯は人形達の直撃を受けて粉々になった。
その壊れた窯、勿論中の陶器も壊れたのを見てだった。二人は言った。
「しまった!(棒読み)」
「そこに窯があったのかよ!(棒読み)」
「ちっ、何てこった!」
「これは仕方ないな!」
「ああ、不慮の事故だ!」
「気分転換に柔道の技使ったらそこに窯があったからな!」
だからだというのだ。
「これは仕方ないぜ!」
「俺達のせいじゃねえ!」
「しかもルールに勝負中柔道の技を出すなとは書いていないぜ!」
「それで相手の窯や陶器が壊れてもお咎めもないぜ!」
そうしたことも書いていなかったのだ。
「じゃあ俺達の責任じゃない!」
「不可効力だぜ!」
今も無気力のまま言っていく。
「よし、じゃあ俺達に責任なし!」
「そういうことだな!」
「いや、違うだろ」
観衆の一人が突っ込みを入れて来た。
「そこは」
「何が違うんだよ」
「はっきり言ってそうだろ」
「ルールには書いてないからな」
「じゃあ問題なし」
「今回もな」
「全然大丈夫だぜ」
二人はその観衆の人に力説して強引にそういうことにしてしまった、それで話を終わらせてそうしてだった。
二人の陶器、焼けて完成したのを見て誇らしげに言い合った。
「よし、出来たぜ」
「完成したぜ」
「見事な赤絵だ」
「万暦赤絵もとかくだぜ」
出来は確かによかった、彼等の陶器のそれは。
「どうだ、万暦帝!」
「地獄で見てるか!」
「あんた行い悪かったから多分地獄にいるだろ!」
「皇帝としての義務はちゃんと果たせよ!」
つまり朝廷に出て政治を見ろというのだ。
「子作りも皇帝の仕事だからな!」
「そっちは何なら俺達が代行してやるぜ!」
「百人以上の奥さんと何千人もの宮女!」
「これ最高のハーレムじゃねえか!」
「しかも美味いもの食い放題!」
「中国の皇帝って最高だぜ!」
ここでも煩悩百五十パーセントの二人である。
「清の乾隆帝なんか凄かったらしいな!」
「ご馳走に美女!」
「そうした生活は俺達が代行してやる!」
「あとオスマン=トルコのスルタンもいいな!」
こちらはハーレムである。
「ハーレム最高だぜ!」
「お姉ちゃん達をとっかえひっかえ!」
「それは俺達がやってやるからな!」
「皇帝は俺達に連絡しろ!」
「酒池肉林!」
「朝から夜までその仕事はやっておいてやるぜ!」
皇帝の最も重要な仕事である子作りをというのだ。
「報酬は一ヶ月辺り四十
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