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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico38-A竜の終焉 〜BADEND〜
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秘は戦闘開始時に比べればかなり弱ってるけど、それでもまだどこに在るのかくらいは探知できるだけの強さを持ってる。

「ハート3!!」

「げほっ、ごほっ、剣神・・・!」

――ヘレヴフラッシュ――

――絶対切断(アプゾルーテ・フェヒター)―――

両腕の“光翼”による斬撃。こちらは刀身に神秘付加アリの絶対切断効果を有した“キルシュブリューテ”による斬撃。“光翼”の斬撃を躱しつつハート3と肉薄して「せいやッ!」振るう。彼女には”キャルタンクリーヴ“っていう、身に付けている間は一切のダメージ無効という冗談みたいな能力を持ってる。

「っぐ・・・! 効かない事くらい理解しているでしょう!」

「ええ、百も承知よ!」

それでも攻撃はやめない。振るった“キルシュブリューテ”がハート3の体を袈裟切りに斬り裂いた。手応えは確かなのに傷1つとして付いてない。ニッと狂気の笑みを浮かべる彼女は、両腕の“光翼”の形を人の手のような物へと変形させた。

「しまっ・・・!」

私を握り潰そうとする“光翼”の手の片方を“キルシュブリューテ”で防いだけど、5本の爪によって空戦形態の要の翼を半分失った。ガクッと体勢が崩れる。ハート3は「もう片方は鞘で防ぎますかぁ?」狂気より喜色が上回った笑みを浮かべた。

(防御! ダメ、今すぐ離脱を・・・!)

『シャルロッテ様! 使ってください!』

イリスから念話。確かにアレを使えば“光翼”の一撃を防げるだろうけど。イリスへの負担は空戦形態以上に大きい。

『早く! シャルロッテ様! どの道このままじゃわたしもシャルロッテ様も死んでしまいます!』

「『・・・イリス、ごめん!』・・・トロイメライ!!」

首飾りとして隠し持っていた指環を起動して、ラピスラズリ色に輝く刀身を持つデバイス型神器へと変化させる。私は左手に持った“トロイメライ”でもう片方の手を斬りつけて弾き返す。

「な・・・っ!?」

「奥の手中の奥の手、このトロイメライを私に使わせたこと・・・後悔させてやるわ・・・! トロイメライ、カートリッジロード!」

落下しながら“トロイメライ”の 6連式シリンダーに装填されてる通常カートリッジを3発と連続ロードした。

・―・―・回想よ・―・―・

管理局の有する次元航行艦の1隻のジャスミンに乗艦して、機動一課や特別技能捜査課の面々と一緒にロストロギア専門のコレクター・リンドヴルムの本拠地が在る世界へと向かうことになった。メンバーそれぞれが好きなように待機してる中・・・

『イリス。ちょっと交代してくれないかな?』

なのは達と喋ってるイリスへとそうお願いすると、『いいですよ』快く即答してくれたイリスに『ありがとう』お礼を言って、早速イリスの人格と私の
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