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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico38-A竜の終焉 〜BADEND〜
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と歯軋りしてるし、キッと充血してる目で私を睨んでくる。とんでもない殺気。あぁ、怖い、怖い。

――ショートバスター――

「シューット!」

――プラズマバレット――

「ファイア!」

――フレイムバレット――

「行けッ!」

そんなハート3へと突っ込むフィレスを追い越すなのは達の攻撃。ハート3は「邪魔をするな!」怒声を叩き付けて、両腕の“光翼”を向けた。そして放つのは砲撃20連射。なのは達の攻撃は誘導操作が出来る射撃魔法だ。ジグザグに曲がって砲撃を躱す。

『3人とも。強力な1発をスタンバイ!』

“光翼”の砲撃に何発か迎撃されたけど、それでも10発以上が生き残ってハート3へと着弾、魔力爆発が起きる。それでもなおハート3は砲撃を止めない。フィレスは迫る砲撃を高機動で回避しつつ、当たる砲撃は盾で防ぐ・・・んじゃなくて軌道を逸らした。

(薄い氷の盾による光の屈折を利用したわけか。光翼より格は落ちるけどさすがはデュック・グラス。神器だからこそ出来る芸当ね)

フィレスはさら右手に持つ大剣を投擲した。ハート3は「氷の剣などに・・・!」って苛立ちを見せて迎撃しようとしたら、「と、思ったら私の思う壺よ」フィレスは指を鳴らす。すると投擲した剣が爆破されて冷気の煙幕となった。フィレスは続けて腰に提げてた2振りのショートソードを持ち、氷の盾を踏むようにしてその冷気の煙幕に突っ込んだ。

――爆ぜる凍煙・穿つ氷刃(エクスプロシオン・デ・スパーダ)――

直後、煙幕からさらに冷気の煙幕が吹き出したかと思えば、巨大な氷の剣が煙幕の中から何十本と全方位から突き出して来た。とんでもない魔術を発動したフィレスに私は思わず「アオスゲツァイヒネト・・・!」素晴らしい、と拍手を贈る。

「おのれぇぇぇぇぇ! 放せッ、放せぇぇぇぇぇぇぇーーーーッ!」

「逃がさない! リンドヴルムとの長き因縁を断ち切ることが出来る最大のチャンス! たとえ後日、私の体に幾日も不調が続いたとしても・・・! ここで必ずあなたを討つ!」

まるでウニのような形の氷塊の隙間から、自分を凍らせて取り込もうとする氷塊から逃れようとするハート3と、彼女を必死に押さえ込むフィレスの姿が見えた。“光翼”の熱によって氷塊が蒸発し始めてるし、フィレス自身の両手からも蒸気が出てる。押さえ込める時間は短い。

『騎士シャルロッテ! ハート3の防具とアゾートの封印に成功しました!』

『ダンケ・シェーン! いつでも退避できるようにしておいてフィレス!』

『了解! もう少しハート3を押さえ込んでおきます!』

残り3発のカートリッジの内1発をロード。横目に集束砲をスタンバイしてるなのは達の様子を見る。私も急いで属性複合術式をスタンバイ。刀身に炎熱・氷雪
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