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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico38-A竜の終焉 〜BADEND〜
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イトは私の斬撃の軌道を見て少し戸惑ったよう。そりゃそうか。私の斬撃はハート3とは全く別の方角に向かってるし。それでもフェイトは迷いに時間を掛けることなく、私の斬撃と同じ速度・高度・軌道で8本と発射してくれた。
フェイトに「ダンケ・シェーン、フェイト♪」お礼を言いつつその場で旋回、“キルシュブリューテ”全体を雷撃の魔力刀へと変化させる。フェイトやアリサのフルドライブの魔力刃のように数mと伸長させて・・・

「ハート3! この一撃はとっても強力よ! 避けた方が良いんじゃないかしらね! 別に私はそれでも良いし♪ 少しでも怖いと感じたらどうぞお逃げなさいな!」

――雷牙吼霆刃――

挑発しつつハート3へ目掛けて横一線に振るう。紅雷の魔力刀は先に放っておいた神葬刃やフェイトのランサーを取り込んでさらに巨大にして強大化、必殺の雷撃刀となった。威力は私の有する雷撃系では最強だ。

「真っ向から砕いてくれる!」

――ヘレヴフラッシュ――

両腕の“光翼”を魔力剣として私の一撃へ向けて振り下ろした。衝突する私の雷撃刀とハート3の光翼剣。ついさっきまでならこちらの攻撃が一方的に潰されてたけど、「なにっ・・・!?」ハート3が驚愕の声を上げるほどに拮抗する。

「私とフェイト2人分の魔力と神秘を圧縮したからね! そう容易く砕けないわよ!」

これまではみんなバラバラの魔力と神秘による攻撃だったから、たとえ同時着弾であっても迎撃されてしまってた。だけど今の一撃は2人だけとは言え圧縮したもの。そう易々迎撃されない。

「(もっと早く使っておけば良かったなぁ・・・。ま、タイミングが合わずに失敗するのが目に見えてるけど)さぁさぁ、焼かれない内に逃げればぁ〜?」

「この程度・・・!」

挑発に乗ってるハート3はあくまで真っ向から私を潰したいようで、派手に放電する空間の中で頑張り続ける。

「おおおおおおおおおおッ!」

「シュヴァリエルさんから授けられたこの神器に敗北はな――」

「あれ・・・?」

拮抗していた私の雷撃刀が大爆発を起こして、ハート3を呑み込んだ。予定とは少し違ったけど、今の爆発の直撃はかなり効いたと思う。それにこれまでのみんなの攻撃を受けたのも大きい。たぶんこれが最後のチャンス。

「フィレス、今! なのは達は弾幕!」

「はい!デュック・グラス! 私に最大の力を!」

フィレスの両腕と同化してる大剣と盾が一旦冷気化。すぐさま再構築される。その形は手で持つタイプの大剣と六角形の盾。あと腰にショートソードが2振り。

「「「はいっ!」」」

「あ・・ぐ・・・ぅぐ・・・ぐぉ・・・」

そんな中でようやく姿を現したハート3。全身からバチバチと放電していて、顔面に青筋を幾つも浮かべてギリギリ
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