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SAO〜脇役(?)の異世界日誌〜
第四話 遺跡の魔物(後編)
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 目が覚めると知らない天井だった。まさかこんな台詞を言う日が来るとは。ってそうじゃねぇよ!?

 「メイ!コウ!生きてるか?」

 周りは真っ暗で何も見えない。俺はとりあえず後輩探しを兼ねて索敵スキルを発動した。

 「モンスターの反応は無し、とメイとコウは???こっちか。」 

 俺は二人を起こすためスキルに反応した方向へ歩いて行った。歩く内に目がだんだん慣れていった。
 結構遠くに居るな。

 「おい!起きろ!」

 とりあえず二人して気絶してるメイとコウに声をかける、が全く起きない。仕方ない。

 ドカッ
 「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ!?」

 俺はコウの頭をダメージが入らないギリギリで蹴っ飛ばした。声上げすぎだろうが。
 あ、そういえば落下ダメージでイエローになった体力を回復しないと。

 「何するんですかジョーさん!」

 「悪かったって。でもああでもしないと起きないだろ?ほらお詫びにポーションやるから。」

 「あ、ありがとうございます。」

 とりあえずコウを鎮めた俺はすでに暗闇に慣れた眼で周りを見渡した。ここどこだ。

 「ここ、どこなんでしょうねー」

 「まぁ遺跡の中ってのは確実だが???地下だろうけど」

 何だこの部屋は???モンスターの一匹もPOPしないし落下ダメージで殺したいならもっと低くするはずだ。
 しかも暗いし何か変な銅像あるし。あ、そういえば。

 「メイの方は大丈夫か?」

 「多分。今は気絶してますけど」

 あの過呼吸みたいなのは何だったんだ。謎だらけだな。

 「まぁとりあえず謎解きといこうか。まずここはどんな部屋なのか。」

 「どんなって???圏内ではないらしいけど???」 

 「説1、ここは入り口の近くで落とし穴はここから追い出すためのもの」

 「それは違うとおもいますよ。扉が見当たりませんし。」

 「説2、ここは宝部屋で落下ダメージで死ななかったものだけが宝を取れる」

 「それも無さそうですね。それっぽいものはないですし」

 「説3、ここは?????!?」 ゴゴゴゴゴゴゴ?????

 「!?何ですかこの音は?」

 「どーやら説3が当たりらしい。」

 説3---------

 「"ここは侵入者を殺す為の部屋でこのダンジョンのボスがいる"」

 「じゃああの音は???

 「武器を出しとけ!くるぞ!」

 「っ!了解!」

        ----------------------------------------------------------------


 「くっそ!硬すぎだろこいつ!」

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