暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第26話 =休息=
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ラスで寝転がり空を見上げていた。
幸いいまは俺以外に周りにいるプレイヤーはいないからこんなことをしているだろうがほかに人がいないからって意外と大胆なことするな、こいつは。そんなサチの隣に俺は座るけど。

「いつもは攻略が日課だったから…」

「それとレベル上げだな。いま思うと俺らも結構無理してたな…」

「その無理してきた分、今はちゃんと休も?」

サチの言葉にうなづき今まで出していた2本の剣をアイテム欄に片し同じように空を見上げる。ちょっと温かすぎるけど今日は雲1つない晴天だった。もうすぐ6月中旬に入って雨ばっかになりそうだけどな。

「2人で何やってるの?」

「おはよう、ユカ。…空見てるの」

そういい、ユカがテラスに出てきて俺の隣に座る。俺も含めてここに来てから外に出るとき以外は皆軽装なので服装に少し違和感を覚えるがそれも新鮮だな、なんて思いまた空を見上げる。

「それにしても今日は遅かったな。もう12時近いぞ?」

「二度寝しちゃって…ふぁぁ…」

あくびするところを見るとまだ眠いらしい。遅くまで何してたんだか。

「いろいろ、よ」

「女の子はやること多いんだから」

また、聞こえてたらしい。さらにサチまで続けて言ってくる。そんなこといわれても男子な俺には理解が出来ない。

「ふーん…そういえばシリカは?」

「買い物に行ったよ。今日はコラルで安売りしてるんだって」

こんな緊張感なに1つない会話がずっと続きそれだけで結構な時間すでに経っていた。すると扉の開く音がしそこからピナが俺めがけて飛んできた。それに続き、荷物を机の上にオブジェクト化させた後、シリカもこちらへやってくる。

「おかえりー大変だったか?」

「それほどでもなかったですよ。いつもよりか安かったから暗算簡単でしたし」

シリカは自分で言ったとおりそろばんでもやっていたのか会計みたいな速さは人一倍だ。あとそういうのにはきっちりしているからまるで小さな母親だ。だからこそそういった金銭関係のものはシリカに任せられるのだが。

「それで…これ、安かったんで買っちゃいました!」

そう言ってアイテムの入った袋から出したのは軽装の防具、つまりいわゆる私服だった。こういうの見つけると買ってきてしまうのは玉に瑕なんだけどな。でもそういうのでうちの女子たちは盛り上がるので文句も言えない。

「…服とかわかんねー」

『同感だな』

「うおっ!?…急に出てくるな…というかお前もわかんないんだな…」

『服なんぞどれも同じじゃないか…性能が違うだけで』

「あいつ等のアイテム欄前見せてもらったけどさ…同じようなやつが結構あったぞ…」

『あぁ…そんなのダブらせたってアイテム欄の無駄使いだろ』

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