Another Final Story
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そして現実世界に戻ると、パソコンの電源を切り、聖竜学園の生徒全員がデジモンカイザーを逃がさないように睨み据えていた。
カイザー「くっ、くそお…僕が…この僕が、プログラムデータの扱いで負けるなんて…」
ルカ「いい加減にしなさい!!デジモンがただのプログラムデータだと思っているのですか?だったら現実世界にいるフレイモンと皆さんのパートナーデジモンは何なんですか!!?」
スバル「デジモンはただのプログラムデータじゃないんだよ!!ちゃんと見てみてよ!!ここにいるデジモン達を!!」
カイザー「え…?」
よく見ると自分を睨んでいる者達の中にはデジモン達がいた。
そして賢のパートナーデジモン達もここにいる。
カイザー「な、何故…?何故プログラムデータがこの世界に…」
ブイモン[俺達はパソコンの中だけのデータじゃないんだよ。]
ワームモン[僕達も…命を持った生き物なんだよ]
カイザー「デジモンも…生き物…?それじゃ…今まで僕がやってきたことは…」
カイザーの脳裏にイービルリングで支配して、殺して、改造して、街を、村を破壊してきた今までのことが過ぎった。
カイザー「僕は…何てことをしてきたんだ…!!」
一輝「デジタルワールドはな…俺達の世界の影と言える世界なんだよ…ゲームとかじゃねえんだ。」
フェイト「私達と同じ、現実のもう1つの世界なの」
カイザー「うわぁあぁあぁっ!!」
デジモンカイザーの服装が消え去り、一乗寺治の姿となった。
治「僕は…僕は…何てことをしてしまったんだ…!!」
賢「兄さん…」
今の兄の姿がかつての自分に見えたのか、賢は気づかぬうちに拳を握り締めていた。
遼「治」
遼が治の肩に触れようとした瞬間、治は急に立ち上がると一気に駆け出した。
「待てよおい!!」
「どこに行くのよ!!」
学園の外に出るための場所にはロックをかけている。
治が逃げられないようにするためだ。
しかし治が向かった場所は出口ではなく屋上だった。
屋上に来た治は、飛び降りようとしていた。
遼「何をしてるんだ治!!止めろ!!」
賢「兄さん止めるんだ!!」
治の自殺を止めようと、肩を掴むと押さえつける。
治「離せ!!離してくれ!!」
遼「そんなこと出来るか!!死のうとしている奴をそのままに出来るかよ!!」
治「
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