Life19 運命 他自分の記憶、第二の転生者
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それにしては随分と長い時間の行為に成っていたが・・・。
兎に角2人とも若い・・・・・・・・・・・・?――――――若い2人が一度肌を重ねれば、暫くの間は毎日のように行為に耽るのは何ら不思議では無かった。
まぁ、最近は落ち着いて来たが昨夜は丁度お楽しみだったので、そんな風だったのだ。
これで魔力の循環の心配はなくなったが、彼女を現世に留めるための大量の魔力量の心配が出て来るが、それも無用。
岸波家は、日本どころか世界中から見てもかなりの年月を重ねた魔法使いの一族であるため、多くの代を重ねているので魔力量の心配も無かった。
しかも彼女の限界維持をしながら魔法も使える位の魔力量も有していた。
それと魔力とは別に、白野の体には別の何か――――神器が存在していた。
非生物である何かと何かをかき混ぜて自身の力、或いは誰かに付与する事などが出来る能力。
それに自身の力とする時、身体強化でなければ武器としての形をとるのだが、その形が槍と決められていた。
それ故にこの名前は事象混在の槍と言う呼称らしい。
今までの歴史中に何度か出てきた事はあるが、持ち主は誰も禁手化に至った形跡はないとの事だ。
兎に角、この力と魔法をより高められるように日々、鍛錬と勉強を頑張っていた。
いざという時のために。
この世界は魔法に関係する者達の中で化け物じみた強者が多すぎるのだ。
神も悪魔も肉体を有しているし、元のいた世界ではあまりに常識が違い過ぎた。
来るかもしれないが来ないかもしれない理不尽な力に立ち向かえるように、タマモと共に頑張っていた。
そんな風に考えていると、何時の間にか家事をすべて終えて着替えもばっちり行ったタマモが話しかけて来る。
「御主人様、そろそろお時間なのでは?」
「そうだった。そろそろ出発しよう」
タマモに促されて白野は借り部屋を後にした。
−Interlude−
「如何して黙っていたのかな?」
「・・・・・・・・・・・・」
ロード・エルメロイU世が自身の仕事場にて書類仕事に勤しんでいると、アーチボルド家の真の当主にしてウェイバーにアーチボルド家の代行当主に任じた元凶であり、「ロード・エルメロイU世」の名を贈りつけた当人たるライネス・エルメロイ・アーチゾルデがいつもと同じように優雅な姿勢を崩さずに、何時もの様に不躾にこの部屋の主の了解も得ずに扉を全開にして立っていた。
「レディ。どんな用件だろうと、まずはノックをしてから入室して来てほしいと頼んでいたはずだ――――」
「その様な些事は如何でも良い。何故藤村士郎が訪ねて来るのを黙っていたのかな
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