Life19 運命 他自分の記憶、第二の転生者
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に応える青年――――ウェイバー・ベルベットは、服装を整えて朝食をとるために部屋を退室した。
−Interlude−
17年前――――。
少年はある異世界のある空間にて、生き残りを掛けたトーナメント制の殺し合いに巻き込まれてたが、頼もしいパートナーたちのお陰で、何とか無事に生き残ることが出来たが、最後に彼が願ったのはこの殺し合いの完全消滅だった。
苦楽を共にしたパートナーたちとも別れて、自身も消滅した――――はずだった。
しかし何故か彼は転生と言う形で別の世界に訪れる結果となった。
その少年は今、ロンドンの町の一角のアパートメントで暮らしていた。
この世界の少年の家系――――岸波家は日本在住の魔法使いの一族であり、魔法の基礎理論を学ぶのであれば早い事に越したことはないとロンドンにある魔術協会の派閥の1つの灰色の魔術師が有する学術塔に入門させられたのだ。
一応寮生塔はあるのだが、何かの手違いで魔術協会からそれなりに近いアパートメントで暮らす事を余儀なくされたのだった。
だが今となっては都合が良くなった。
何故かと言えば少年――――岸波白野の目の前に居る存在の秘匿が、かなり軽減されるからである。
「――――ご馳走様でした」
「お粗末様でしたマスター?」
目の前の存在は英霊――――キャスターのクラスで何故か自分の下に召喚された、あの日あの世界で別れたはずの玉藻の前――――通称タマモだった。
ロンドンに留学して来てからアパートメントで荷物を降ろしていた所に、何故か勝手に召喚されたのであった。
聖杯戦争にまた巻き込まれてしまったのか、自分が何故転生している事も含めて謎だらけではあるし、いつかは探らなければならないだろうが成ってしまったものは仕方がない。
それに何より、こうしてタマモと再会できたことは心の底から嬉しい事に変わりはなかった。
そんなタマモは今、割烹着姿で自分の食べた朝食の後片付けをしている。
正直言って彼女の割烹着姿は可愛すぎるが、後ろ姿は常軌を逸していた。
何故なら裸エプロンならぬ裸割烹着なのだ。
勿論、白野が強要したわけでは無くタマモ自身の意思でしている。
と言うか、朝起きてから他の服を用意せずにそのまま割烹着を着たためにこうなっているのだった。
此処まで言えば解るだろうがこの2人、既に肌を重ね合った仲なのだった。
大義名ぶ・・・・・・ゲフンゲフン、理由はちゃんと存在する。
突発的な召喚だったため、パスはほとんど碌に繋がっていないし、このままでは即霧散するキャスターとのパスを繋げるだけでは無く強固にするための緊急措置として、やったのだ
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