第三話 遺跡の魔物(前編)
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
どうもこんにちは、ジョセフだ。第一層が攻略されキリトが"ビーター"となったあの日から
どのくらい経ったんだろう。今の最前線は第二十四層だ。
「何ぶつぶつ言ってるんですかジョセフさん。」
「いやちょっと状況報告をだな。」
「?」
今俺の隣で頭に疑問符を浮かべている少女はメイ。俺の所属するギルド、「風」のメンバーだ。
「あっジョーさーん!ありましたよ〜!」
そしてあの明るい声を出しているのがコウ。メイと同じく「風」のメンバーだ。
今俺が来ているのはアインクラッド第二十四層辺境の地にある遺跡だ。何故こんなとこにいるかというと--
〜回想〜
「おい!ジョー!お前ひまか?」
「え?あ、はい」
「じゃあ最近入った新入りの訓練、付き添いで行ってくれよ!」
「えぇ!?いやそんなの他に適任いるじゃないですか!ツバキさんとかサヤさんとか」
「いやーあいにく二人ともボス戦の攻略会議に行っちまっててなー」
「それは普通リーダーが行くんじゃ???」
「まぁ!ヨロシク!」
「えー!?」
回想終わり
などとギルドリーダーのリンさんに半ば無理やり付いて行かされた。まぁ武器の素材集めも兼ねてるし
少しは妥協しよう。武器といえば今の俺の武器は"旋棍"、所謂トンファーだ。分からなかったらggれ。
「今行くからそこに居ろよー!」
「了解でーす」
そんなこんなで俺はクエスト、「遺跡の魔物」を受けた。
内容は遺跡には宝が眠っている。しかし取りに行ったら宝を守る怪物がいて近付けないないのでその
怪物を倒して欲しい、お礼はその宝の一部、というものだ。
「怪物、ねぇ。」
「私達の初めてのクエストがそんな難しいモノとは。」
「俺もいくつかやったことあるけど、今回のは大変そうだな。」
つくづく思うが何で俺なんだよ。もっと良い人居ますって。確かに俺はギルドに入る前も後もソロが
多かったから経験は結構積んでるけど??買いかぶり過ぎだろ。俺のステータスは筋力;敏捷=2;8だから
どうしても火力不足になる。今のところは安全マージンを取っているから気にならないが、上層へ行く
程目立つようになるだろう。実際なったし。
「ジョセフさん、早くいきますよ。」
「ん?ああ今行くよ。」
考え事はこの変にしてクエストに集中しよう。
「転移結晶は持ってるか?」
「大丈夫です」
「俺も大丈夫です!」
「良し!じゃあ行くぞ!」
「「はい!」」
俺達はコウが見つけた遺跡の入り口から中へ入って行った???。
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ