第20話:マチュア暗殺?計画
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このところ、地球防衛軍に対してガセの宇宙人発見情報を流す輩がいるようだった。
何回も目撃情報に示された場所に来ても、そこには宇宙人はいなかった。
「あ〜あ、もうやってらんないっすよ!」
何回もかかる迷惑電話にツヨシも苛立っていた。
「いいわ、今度は私が行くから。」
ツヨシを宥めるかのようにアンヌが言うと、
「アンヌ先輩っ!私も行きますよ!ツヨシ先輩だと、頼りになりませんしね。」
やる気のないツヨシをたしなめるにしては厳しい口調がアキから発せられた。
「どうせ、ガセなんだから、お子ちゃまが行っても一緒!」
「な、何ですってぇ…!」
ツヨシとアキの仲が一気に険悪になった。
「ちょっ、ちょっと止めなさいよ2人とも!良い年して喧嘩なんかしないでよ!もおっ!」
アンヌが2人の間に割って入った時!
『宇宙人目撃情報!O市I区S町路上に多数の未確認宇宙人発見!直ちに現場に急行せよ!』
「行きましょう、アンヌ先輩っ!こんな先輩はほっといて。」
「どうせガセなんだから、結局は『居ませんでした!』で終わり。」
ツヨシとアキの2人の仲が悪いまま、アンヌとアキの二人コンビで現場に向かった。
「こちらアンヌ、現場に到着!付近を警戒する!」
深夜の時間帯、人影も無く、全く静かであった。
「誰も居ないわね、やっぱりガセなのかしら…。」
その時!
「きゃあ!」
「きゃっ!」
アンヌ達スレスレのところを一台の車が猛スピードで駆け抜けた!
「こ、このっ!宇宙人の仕業ね!」
ツヨシとの件もあり、カッカと苛だっていたアキが車を追い掛けた!
「アキちゃん!危ないわ!罠かもしれないのよ!」
「大丈夫ですよ!宇宙人なんて、私が一人で捕まえますよ!」
(もうっ、あの子ったら!)
アンヌが無茶なアキを心配した直後!
「きゃーっ!」
路地に入ったアキがけたたましい悲鳴を上げた!
すると、路地から、ウルトラピストルを取り上げられ、怯えながら首を握られて引きずられるように歩くアキと、そのアキを捕まえたオウムに似た宇宙人が現れた。
「アンヌせんぱぁい…。」
「アキちゃん!」
宇宙人はアキを引きずりながらアンヌの目の前に現れた!
「アキちゃんを返して!」
「フッフッフッ。」
宇宙人は笑うだけで、アンヌは焦りを覚えた。
「私が人質になるから、この娘を離して!」
アンヌがアキの代わりに人質になることを申し出た。
「…良かろう。」
しかし、宇宙人はアキを離す前にアキの首を握る手から光線をアキの全身に放った。
「ギャアアアアアアアアア−ッ!」
「ア、アキちゃんっ!」
光線が途切れると、気絶したア
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