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ソードアート・オンライン死を喰らう者と絶対なる剣士
4二人のビーター
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」」

俺とキリトはメニューのアイテムウィンドウからボスのLAでゲットした真っ黒いコート《コート・オブ・ミットナイト》と真っ黒いフード付きのコート《ローブ・オブ・デスナイト》を装備し、

「「そうだ俺達は《ビーター》だ。これからは元テスター如きと一緒にしないでくれ」」

これで新規プレイヤーの敵意、怒りは俺達《ビーター》に向くはずだ。
俺とキリトはパーティー、ギルドに入る手段を失った。
だが、これで良かったんだ……

「第2層は俺達が有効化(アクティベート)しておいてやる。この上の出口から主街区まで少しフィールドを歩くから、もし付いて来るなら。所見のモンスターに殺される覚悟をしとけよ」

とコートを翻して階段を上がり、二層に続く扉を開け、進んだ










「あんたら、アレが……」

「うん、あれが演技だってわかってるよ」

「この先ソウ君達は、茨の道を進む気なの……?」

三人は、ソウとキリトが演技をして、元βテスターへの恨み妬みを引き受けようとしている事に気付いていた。

「アスナ……ボク行くね」

「私も行くわ。ここで行かなくて後悔するもの」

「なら、伝言を頼む」


ユウキ、アスナはエギルから伝言を聞いてから振り向き、人垣を抜けるようにして第二層へ続く扉へ向かって行ったが、その途中野次が飛んだ。

「ど、どこいくんや!?」

「あいつらを追う気か?」

「卑怯なビーターなんか放っておけ!」

ユウキとアスナは振り向き、叫んだ。

「「あなた達の方が卑怯だよ(わ)!二人は助けようとしたのに!なにもできなかったあなた達の方こそ《見殺し》にしてるじゃない!」」

扉の方に振り向き、二人は二層に続く階段を走る








第二層に着いた俺たちは草原となっているフィールドを歩いていく

「ソウまで来ることはなかったのに…」

「それは、お互い様だろ?それに、俺は馴れ合いは嫌いだ」

「よく言う、何時もコンビ組んで居ただろう」

「そう言うのはいいんだよ。嫌いなのは俺の指示についてこれない馴れ合いだ……ベータの時のあのパーティーは楽しかったよ」

ベータのボス戦で俺とキリトは何時も同じパーティーを組んでいた。
俺の師匠の鎌使いの男女コンビ、曲刀を使っていた男、俺とコンビを組んでいた少女と俺達の六人で組んでいた。

「そうだな」

話していると俺達二人が上ってきた階段のドアがギィーと音しながら開く。俺達はなんとなく誰が来ているかわかった

「…………来るな、って言ったのに」

俺がそう呟くと、後ろの二人……ユウキとアスナが答える

「言ってないよ。 死ぬ覚悟があるなら来い、っていったんだよ
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