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ソードアート・オンライン死を喰らう者と絶対なる剣士
4二人のビーター
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」」
俺とキリトはメニューのアイテムウィンドウからボスのLAでゲットした真っ黒いコート《コート・オブ・ミットナイト》と真っ黒いフード付きのコート《ローブ・オブ・デスナイト》を装備し、
「「そうだ俺達は《ビーター》だ。これからは元テスター如きと一緒にしないでくれ」」
これで新規プレイヤーの敵意、怒りは俺達《ビーター》に向くはずだ。
俺とキリトはパーティー、ギルドに入る手段を失った。
だが、これで良かったんだ……
「第2層は俺達が
有効化
(
アクティベート
)
しておいてやる。この上の出口から主街区まで少しフィールドを歩くから、もし付いて来るなら。所見のモンスターに殺される覚悟をしとけよ」
とコートを翻して階段を上がり、二層に続く扉を開け、進んだ
◇
「あんたら、アレが……」
「うん、あれが演技だってわかってるよ」
「この先ソウ君達は、茨の道を進む気なの……?」
三人は、ソウとキリトが演技をして、元βテスターへの恨み妬みを引き受けようとしている事に気付いていた。
「アスナ……ボク行くね」
「私も行くわ。ここで行かなくて後悔するもの」
「なら、伝言を頼む」
ユウキ、アスナはエギルから伝言を聞いてから振り向き、人垣を抜けるようにして第二層へ続く扉へ向かって行ったが、その途中野次が飛んだ。
「ど、どこいくんや!?」
「あいつらを追う気か?」
「卑怯なビーターなんか放っておけ!」
ユウキとアスナは振り向き、叫んだ。
「「あなた達の方が卑怯だよ(わ)!二人は助けようとしたのに!なにもできなかったあなた達の方こそ《見殺し》にしてるじゃない!」」
扉の方に振り向き、二人は二層に続く階段を走る
◇
第二層に着いた俺たちは草原となっているフィールドを歩いていく
「ソウまで来ることはなかったのに…」
「それは、お互い様だろ?それに、俺は馴れ合いは嫌いだ」
「よく言う、何時もコンビ組んで居ただろう」
「そう言うのはいいんだよ。嫌いなのは俺の指示についてこれない馴れ合いだ……ベータの時のあのパーティーは楽しかったよ」
ベータのボス戦で俺とキリトは何時も同じパーティーを組んでいた。
俺の師匠の鎌使いの男女コンビ、曲刀を使っていた男、俺とコンビを組んでいた少女と俺達の六人で組んでいた。
「そうだな」
話していると俺達二人が上ってきた階段のドアがギィーと音しながら開く。俺達はなんとなく誰が来ているかわかった
「…………来るな、って言ったのに」
俺がそう呟くと、後ろの二人……ユウキとアスナが答える
「言ってないよ。 死ぬ覚悟があるなら来い、っていったんだよ
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