Another113 蘇る邪悪
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大輔「皇帝ごっこは終わりだ。現実世界に引きずり帰してやる」
カイザー「こ、こんなはずじゃ…僕はこんな所で…プログラムデータの扱いで負けるはずが…」
大輔「…なあ、賢。お前現実世界でワームモン見せたことあるか?」
賢「?無いけど」
大輔「成る程な、じゃあ帰る場所は聖竜学園決定。このクソガキに現実を見せてやるとしよう」
そうしてデジモンカイザーに歩み寄る大輔。
デジモンカイザーは鞭を振るうが、軌道を読まれて掴まれる。
カイザー「!?」
大輔「はいはい、いい子だから一緒に帰りましょうね〜」
話すのも馬鹿らしいと言いたげに鞭を奪う。
デジモンカイザーに近付いたその時である。
不意にデジモンカイザーが苦しみ始める。
次の瞬間、彼の口から真っ青な何かが飛び出した。
それは床に着地した途端姿をデジモンカイザー…一乗寺治と瓜二つに変える。
派手に咳き込むデジモンカイザーとは対照的に、偽物は余裕の笑みさえ浮かべて宿主を振り返った。
「今までご苦労だったな」
カイザー「な…っ!?」
「ご希望通りデジタルワールドに連れていって、様々な知識を与えて夢を見させてやった。だが、お前はもう用済みだ。ヘルキメラモン。私の新たな肉体として頂くぞ!!!」
カイザー「な、何だ…と…っ」
デジモンカイザーはそのまま床に崩れ落ちる。
偽物は再び真っ青な塊となって、気絶しているヘルキメラモンに寄生した。
ヘルキメラモン[はーっはっはっは!!]
ヘルキメラモンから聞こえてくるこの耳障りな声。
この声は…。
マグナモン[お前、まさかヴァンデモンか!!?まさか一乗寺治に寄生して生き延びていたとはな!!だが、ヘルキメラモンに寄生したところで無駄だ!!今度こそ葬ってやるぞ!!!]
ヘルキメラモン[出来るかな?3年前に受けた屈辱を倍にして返してやるぞ!!]
選ばれし子供達とデジモンのヴァンデモンとの最後の戦いが幕を開いた。
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