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SAO〜脇役(?)の異世界日誌〜
第二話 第一層ボス攻略戦
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ーっと、結構順調だな。もうすぐ最後の一本だ。」

 「うっし!んじゃいっちょ加勢と行こうかキリト、アスナ!」

 「「了解!」」

 それにしても皆ボス攻略に来てるだけあってやるねぇ。ディアベルの指示のお陰でもあるんだが。???とか何とか言ってる内にコボルトロードのHPがついに後一本に突入した。

 「皆下がれ!」

 ディアベルが叫んだ。何でだ?そこは一斉攻撃でやっちまおうよ。横を走るキリトも困惑した表情を浮かべている。
そしてコボルトロードは自分の斧を投げ捨て背中の鞘から曲刀を引き抜いた、だけど何か形がおかしい。まるで"刀"のような????。 

 「ディアベル!ダメだッ!下がれッ!」

 次の瞬間ソードスキルの光を纏った"野太刀"がディアベルを吹き飛ばした。
 
 「おい嘘だろ!?」

 咄嗟のことに足が動かず出遅れた。キリトがディアベルの下へ走るがもう遅かった。

 (グオオオオオオオッ!)

 コボルトロードが刀単発ソードスキル"浮舟"を放ちイエローゾーンに入っていたディアベルのHPは無慈悲に刈り取られた。

 「クソッ!」

 俺は震える足にむちを打ち駆け出す。そして技後硬直(ディレイ)で動けないコボルトロードに片手直剣二連撃ソードスキル"バーチカル?アーク"を放った。

 「オオラァッ!」

 だが元々敏捷値優先の俺の能力値では完全ブーストしても4割削るのがやっとだ。ましてや相手はボス。HPは3割も減らなかった。

 (グオオッ!)

 そして目の前で動けない相手をコボルトロードが見逃す筈もなく----- 


  「ッッッ!」

 再び放たれた"浮舟"が俺の体を吹き飛ばし体に鈍い痛みが走った。

 「ジョセフ!大丈夫か!?」
 
 「ああ。ちょっと油断しちまった。」

 着地した先でポーションを飲んでいるとキリトが駆け寄ってきた。HPはイエローゾーンに入っていた。追撃されてたら不味かったな。今はショックから立ち直った人達が戦っている。だが初めて見る刀スキル相手にいつまで持つやら。

 「キリト。お前はあの刀スキル見たことあるか?」

 「ああ。だけどβテストではここより上の層でしか出ない筈だ!」

 「つまりβテストと内容が変わってるってことか!?」

 だとしたらまずい。βテスターでも知らないなら俺たちビギナーはどうしようもない!???まぁこの問題は第六層で
必ずぶち当たることだったんだが。

 「言ってても仕方ない!今は奴を倒すぞ!」

 「あぁ!手順はセンチネルと同じだ!俺が弾くからその隙にアスナとジョセフで攻撃してくれ!」

 「「了解!」」

 俺とアスナが答えて三人でコボルトロードに向かって突っ込みのと奴の
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