機動戦士ガンダムSEED編
第22話
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もう一度ラゴゥに向かって突撃を行う。
彼方も変わらずビームを放ちながら、サーベルを発生させ一直線に此方に接近していた。
ビームを避けながら距離を詰めていき、ラゴォが目と鼻の先まで来た瞬間、オレは勢い良く重斬刀を振り抜いた──!
ラゴゥとすれ違いある程度距離の離れた地点に着地する。
どうやら、オレの攻撃はしっかりと奴に届いていたようだ。後ろを振り向くと、そこには左脚の膝から先が無くなっているラゴォの姿があった。
だが損傷は軽微。まだ戦闘続行が可能なレベルだ。現にラゴォはまたもやビームを此方に放ちながら距離を置こうと後方に下がり始める。
オレのジンは近〜中距離用の武装しか装備しておらず、遠距離戦を挑まれると攻撃を当てる事が出来なくなり、非常に不利な状況に陥ってしまう。
「直感!」
だからこそ、こうしてオレにとってラゴゥに接近していくのは至極当然の事だった。
「直感」を使用し、次々と襲ってくるビームを器用に避けていき、左手で腰に装着していた突撃機銃を持つ。
そして回避を続行しつつ、その先で尚も此方から距離をとろうとしているラゴォに照準を合わせ、引き金を引いた──
「──くそっ!!」
突撃機銃から放たれた銃弾は見事に照準の先、ラゴゥの背中のビームキャノンに命中したが、それと同時に突撃機銃に未だ撃たれ続けていたビームの内の一つが着弾し、爆発を起こして跡形もなく消え去ってしまった。ジンの左腕も肘から先がその爆発に巻き込まれ、その残骸が次々と砂漠に落ちていく。
……あの野郎、よくもオレの武器を…! …一応ストックが手に入りはしたが、安くはないんだぞこれは!!
オレとラゴゥ。その両方共が動きを止め、それぞれ相手を見据える。
──これが最後の攻撃になるだろう。
ラゴゥはもうサーベルでオレを斬り伏せる以外に勝つ手段がない。対してオレも突撃機銃を失った今、攻撃手段は接近戦以外にない。
ふと、この一騎打ちから離れた、この戦場で一番戦火の激しいであろう辺りを見てみる。
未だアークエンジェルは動けないまま、離れた場所から砲撃を繰り返している陸上戦艦──恐らくレセップスに対して応戦していた。
一見アークエンジェルの方が窮地に立たされているように見えるがオレはその光景を見て、あれなら大丈夫だと安堵した。
何故なら、目の前にいるこいつと戦う前にはアークエンジェルは後方からも別の戦艦による砲撃に晒されていたが、今ではそれがめっきり止まっているからだ。
キラが間に合ったのか、はたまたカガリがスカイグラスパーに乗り込んで援護に向かったのかはわからないが、少なくとも伏兵の戦艦が墜とされたのだという事は理解できた。
これなら時期に勢いを盛
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