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機動戦士ガンダムSEED編
第22話
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「─残念だが、ここで終わらせてもらおう!」


 そのチャンスを見逃さず、バルトフェルドはストライクに切りかかろうと機体を前進させる。だが───


「!?」


 上空より突如として銃弾の雨がラゴゥを襲いかかり、バルトフェルドは咄嗟にブースターの出力を最大限に上げ、それを回避した。


「あのMSは……」
「──どうやら、来てしまったようだ…」


 自身にとって一番最悪の展開を迎えた事にバルトフェルドは苦しい表情を浮かべながら、眼前の敵を見据える。
 
 この状況でなかったら、是非彼とも話をしてみたいものだがね……

 ──上空からストライクの前に降り立ったのは、キラと同様にバルトフェルドが気になっているパイロットが駆る、ザフトでは量産機として使用されているMS「ZGMF-1017 ジン」だった──










 ▼








 ───オレの目の前にいるのは、機体色を全身オレンジに染め上げ、獣の如き姿に二対のビームキャノンを背負い、突然割って入ってきたオレをその頭部のモノアイで睨みつけているMS「TMF/A-803 ラゴゥ」だ。

 …やっとこの時がきたな。あれに乗っているのは原作通りならメインパイロットにバルトフェルド。サブにその恋人のアイシャの筈だ。こいつらは数少ないキラが駆るストライクに損傷を与えた連中だからな。油断は禁物だ。

 そう考えていると、ストライクから通信が入る。


『─悠凪さん!?』
「よう、無事か?」
『はい、何とか』
「そうか。…できればこのまま2対1で戦いたいところだが、アークエンジェルがまずい状況に陥ってる。言いたい事は分かるな?」
『……助けに行けって事ですか?でも、相手は他の敵とは比べ物にならない位に強いんですよ?いくら悠凪さんでも一人じゃ……!』


 キラはどうやらオレの提案に反対のようだ。

 ……だが、これからオレのする事はアークエンジェルの連中には見られたくない。その為にはオレ一人で奴と戦う必要がある。キラには大人しく救援に行ってもらうとしよう。


「平気だ。それにお前だってオレが来るまで一機で奴と戦えてただろう。だったら、オレに出来ない道理はないさ」
『でも…!』
「履き違えるなよ」
『!』
「……ストライクの方が全体的な能力でジンより勝っているし、お前の実力も十分高いからこそ救援を任せるんだ。
 例え二機掛かりでこいつに勝っても、アークエンジェルが墜とされたんじゃオレ達の負けだ。だったら、やるべき事は分かるだろう」
『………』


 キラは少しの間黙り込んでいたが


『……分かりました。後はよろしくお願いします』


 そう言って渋
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