第三章
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初
」
「それはいいことだ」
「そして虱の方も」
「全く、鬘はいいが」
実際今も被っている、そのうえでの言葉である。
「それでもな」
「蚤や虱はですな」
「困ったことだ、いいこともあれば悪いこともある」
「鬘も」
「そうしたものだな」
こうその蚤取り機を発明して差し出した者に言うのだった、王は鬘の毛を自分の手で撫でつつ少し複雑な笑みになって語った。
鬘 完
2015・2・17
[8]前話 [9]前 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ