第十四話
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…」
半眼で月華を睨みながらそう言った狂気。そして「だけど……」と、続ける。
「フランが楽しんでたのは事実でしょうね」
そう言って笑みを浮かべた。その笑みは狂気と呼ぶには全くふさわしくない優しい微笑みだった。
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(で、どうやって分離するんだ?)
月華はそう言った、月華にはそれが解らなかった。分離と簡単に言った所でそれをする為の方法が解らないでは意味がないのだから。
「簡単よ、能力を使えばいい。『──────程度の能力』を………ね?」
(?何で俺の能力知ってんだ?)
「そりゃあ………これは私の能力だもん。貴方が私の能力を使ったってだけよ?ま、この能力で私達とフランの繋がりを絶てばいいわけよ」
そう言って笑う狂気。月華は自分の能力だと思っていた物が実は別人の能力だった事に肩を落とした。
と、言っても月華は能力を使った途端に此処に来ていたという記憶がかなり飛んだ状態で此処に居るので、事実、そこまで未練は無かったりする。
「………さて、早速やるわよ?泣いても笑っても一回限りの懸けよ?さぁ、成功を祈りましょう?」
そして、狂気は能力を酷使した。
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