第一話
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あ──た────い───?』
きたきた………って何?聞こえな…………。
『あなた、いったい─────何?』
…………………………………へ?
───俺の意識はそこで途切れた。
──目が、覚めた。
──だけど此処はいつもの部屋ではなくて。
──目の前には鉄格子。
………………鉄格子!?
え!?ちょっ、まっ!?ここ何処!?
「…………ねぇ」
やば!鉄格子とか、等々一線超えたのか?監禁犯。
「ねぇ」
やべぇよ、幼女を檻に閉じ込めるとか………。監禁犯ロリコンか?
「ねぇってば!」
監禁犯、分かってんじゃないか。
「ちょっと!!」
でも、実行に移すのは頂けないな。
「………………」
待てよ?“幼女を檻に閉じ込める”ってなんかエ……ちょっ、やめ……!棒でつつかないで!?
「辞めて欲しい?じゃあ私の話しを聞いて」
「あ、はい」
な……何だこのクレイジーガールは………てか、この声どっかで聞いたこと有るような………?
「全く………で、あなた………何?」
「おい、“何”とは何だ“何”とは。それに、“他人の名前を聞く時はまず自分から”だ」
「…………何よ、それ?第一、私の名前分からないの?」
「知らん」
まず、初対面だろうに………何言っとるんだこの幼女は…………。
「知らんって…………。まぁいいわ、私は────」
全く、自分の事を誰もが知ってる訳が無いのに………。まさか、箱入り娘って奴か!!
「─────────フランドール・スカーレットよ!」
まさか、本当にこんな子が…………って……へ?
い、今………。
「で………あなたは、何者かしら?」
目の前のフランの名前を名乗った少女はかなり不満そうな表情をして、そう言った。
フランドール・スカーレット』
目の前の幼女はそう名乗った。だが、そう言われれば確かに似ている。
金色の髪、真紅の瞳、宝石の様な物がついた羽、服装etc……。
唯一ナイトキャップ、俗に言うZUN帽を被っていないといった違いは有るものの、その姿は正にフランだった。
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