開催!いちば模型店 ガンプラバトル大会ver艦隊戦! 後編
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操縦していたアキザワ セイヤ君」
「よろしくな! 」
「よろしくね」
「よろしく」
「……そうか」
「…すかした野郎だなお前」
各々自己紹介を終えると、俺はシンドウにそう言い放った。
「あまりにも退屈なんでな」
「はぁ? 」
「あまりにも弱すぎるからな。コーチ無しじゃ勝てないチームだし」
シンドウはそれだけ言い、店から去っていった。その後をついていくかのようにアベも追いかけていった。
「こ、の、野郎〜〜……っ! 」
「すまないカグラ君。彼にも悪気があるわけではない。どうか許してやってくれないか? 」
「ちっ!まあいいけど…」
「助かる。君達もメンバーを早急に備え、大会でまた会おう。よければ、君が彼の良い好敵手になる事を願う」
ヨシナもそれだけ言い残し店を去っていった。……好敵手か…。
「おーおー。カグラお前好敵手になれってよ! 」
「……知らね」
「たくっ。つれねーな」
「そんなことよりも帰るわよ。明日には生徒会長に報告しなきゃいけないんだから」
「そうだね。サクラは何をしてくるかわからないし、早めに報告した方がいい」
「そんじゃ帰ろっか。皆、事故に合わないようにね〜」
こうしていちば模型店の大会はなんとか優勝を収めたものを、俺はとにかく悔しくて堪らなかった。なんせほとんどアイツ一機で翻弄され、最後は時間切れによる不完全な勝利。
「次は絶っ対ぇー勝つ」
そう自分に誓い、帰路につくのであった。
夢をみた。自分でも何故かは分からないど、一瞬で夢だと理解した。
『やあ。久し振りだね』
真っ白な空間。その中に一人、靄がかかってよく見えないが、俺と同じくらいの男が一人立っていたのが分かった。
『あ、久し振りと言っても覚えてないか。ならさっきのは無し。初めまして、カグラ レイ』
「……………」
『あれ?無視?まあいいけど。無視されるのには慣れてる』
「………夢にしてはよく喋る奴が出てきたな」
頭を掻きながらそう呟くと、男は嬉しそうに笑った。いや、靄がかかっていてそう見えただけかもしれない。
『あ、ようやく返事をしてくれた。そう、これはお察しの通り夢。ただし、レイの根本的部分に触れる所』
「俺の根本的部分に触れる所…? 」
『そう、レイがそれに触れたおかげで、僕はこうして出てこれた。前は不完全な状態だったけど、これでようやく目的が果たせる。感謝するよ』
「お、おい。お前一体何を言ってんだよ…? 」
『と言っても、まだまだ足りない。まあキッカケは常にあるし、焦ることじゃな
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