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ドラゴンクエストX〜イレギュラーな冒険譚〜
第四十九話 魔の塔
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ど、モンスター達はみんな装備品を真新しい物に変えていた。
 ピエール・ジョーの2人(匹?)はメタルキングの剣に風神の盾は共通だけど、ピエールがドラゴンメイルにミスリル兜を装備しているのに対してジョーは兜も鎧も装備していなかった。ジョー曰く、「この甲冑自体が俺の体だから変えることはできない」とのこと。
 マーリンは使うとバギマが発動する天罰の杖に魔法の法衣、ドラきちはマホトーンの効果がある魔封じの杖に銀の胸当て、メッキーはアベルも装備している炎のブーメランに、魔導師のローブ。
 ゲレゲレは鉄の爪から炎の爪に、闇の衣。
 ホイミンちゃんはドラきちと同じ炎のブーメランにスライムの服、スラりんちゃんは鋼の牙にスライムメットという構成だった。
 
 それから襲いかかってくる魔物を何回か撃退して中を探索していると、目の前に2つの階段が現れた。

「ねぇ、アベル。どっち登る?」
 
 私が聞くとアベルは少し考え込んでから言った。

「ここは2手に分かれてそれぞれで中を探索した方が得策だ」
「それだと戦力のバランスを取る必要があるよね。
最低でも物理攻撃役2人、魔法攻撃役2人、回復役2人の構成がいいと思うんだ」
「じゃあ、ミレイに負担がかからないようにマーリンとホイミンが魔法攻撃役と回復役を。ミレイは兼役を頼めるかい?」
「大丈夫だよ、アベル」
「わかった。次はジョーとゲレゲレ、君達もミレイの方に同行してくれ」
「……了解した」
「ガウガウ」
「という事は僕とメッキーとピエールさんとドラきちがアベルさんに同行するんだね?」

 スラりんちゃんがアベルに聞くと、アベルは頷いた。

「さて、メンバーが決まった事だし次はどっちの階段に登る?」
「じゃあ僕達は右の階段を登るから、ミレイは左の方を頼む」
「了解。後で合流しようね」
「ああ」

 そう言ってアベル達と私達はそれぞれ別の階段に足をかけた。



 
 
 
 

 



 
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