暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
Fate/stay night
1134話
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返ってきた凛の言葉に、溜息を吐く。
 そもそも、凛が電子機器の類を苦手としている以上、この家にはパソコンの類も存在しない。

「となると、本だけど……」
「家にはあんまり本はないわよ? 魔術に関する本ならともかく、一般的には調べ物をするのなら、図書館に行った方が手っ取り早いでしょうね」
「なら、そうするか。幸い学校も今日は休みだし」
「あ、じゃああたしも一緒に行ってもいいか? 家にいるのが安全なのは分かってるんだけど、こうも家の中に閉じ籠もってばかりだと気分が落ち込むし」
「うーん……」

 綾子の言葉に悩む。
 いや、確かに言ってる事は分かる。
 幾ら普通の家よりも広くても、結局は他人の家でしかないし。
 しかも、さっきも言ったように遠坂の家にはパソコンの1つも存在しない。
 当然ゲームの類も……って、綾子はゲームとかやらないか。
 まさかこう見えてゲーマーで、実は乙女ゲーが好きとかないよな?
 ともあれ、ゲーム機の類も存在しなく、遊ぶようなものもない。
 しかも魔術師の工房でもある以上、当然迂闊に近寄れば死ぬような罠があったりもする。
 その辺を考えれば、暇を持持て余すというのは分かるんだが……

「どうする、凛?」
「外に出ると聖杯戦争に巻き込まれる可能性もあるんだけど……」
「でも、基本的に戦いは人目のある場所ではやらないんだろ? ならあたしがそっちに気をつければ大丈夫じゃないか?」

 まぁ、そう考えれば安心、か?

「ちなみに当然私もアークエネミーと一緒に行くからね。聖杯戦争中に、マスターがサーヴァントを側に置かないなんて、余程の事でもない限りは有り得ないし」

 その一言により、結局全員で図書館へと向かう事になったのだった。
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