第7章 大魔闘演武編
ポーリュシカの過去
[5/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
・・・・・・
それが、私が彼女を最後に見た姿だった。」
「最後って・・・!!!」
それって、つまり・・・!!!!
「彼女は死んだ。」
「・・・・・・。」
「どうも材料を手に入れる時に、それを奪おうとした奴に殺されちまって・・・
しかもその時、多くの人がいたって言うのに、誰も助けてやらなかったのさ。
おかげで、私は完全な人間嫌いになった。」
「・・・・・・・・・。」
俺に何も言えなかった。
「ただ、彼女はバレないように最後の材料を隠していたおかげで、
インフェルーノは救えた。」
「そう・・・・・・ですか・・・・・・。」
「インフェルーノは当時15歳だった。
インフェルーノは私に迷惑をかけまいと思い、外で仕事をする事にしたみたいだよ。
次会った時は、宿の主人をしてるって報告と、嫁を連れてきたね。
とてもやかましい嫁だったけどね・・・。」
「・・・・・・・・・。」
「あいつは、私が人嫌いになっても、
恩人で母の親友であることを忘れてなかったみたいだったよ。
だからかな・・・あいつだけは許せたのは・・・。」
「・・・・・・。」
俺は、ただ黙って聞くしかなかったが、口を開いた。
「それからは・・・」
「知っての通り、アースランドに来て、
マカロフに会って、住むようになったのさ。悪いとは思ってはいたけどさ。」
「・・・そうですか。」
俺は、この話を忘れる事は無いだろう。
「ありがとうございます。」
「別にいいさ。」
俺の言葉にポーリュシカさんはそう言う。
バッ!
「?」
「シャルル!・・・?」
シャルルが目を覚ましたが・・・・・・様子がおかしかった。
「な・・・何!?今の予知・・・。」
震えていた・・・・・・何か恐ろしいものを見たかのように・・・
「落ち着いたか?」
「ええ・・・・・・。」
少し時間が経ち、シャルルは落ち着いた。
「予知能力があるとは聞いたが、何を見たっていうんだい?」
「それが・・・いつもの事だけど断片的で・・・
白い騎士・・・巨大な魔法陣・・・。」
シャルルは汗を流し、そう言う。それ程恐ろしいのか・・・?
「他には?」
「信じられないような光景・・・。」
「それは何だい?」
「崩壊する城・・・。」
「!?」
「
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ