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混沌の魔術師と天空の巫女
第7章 大魔闘演武編
ポーリュシカの過去
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・・・・・・
 それが、私が彼女を最後に見た姿だった。」

「最後って・・・!!!」

それって、つまり・・・!!!!

「彼女は死んだ。」

「・・・・・・。」

「どうも材料を手に入れる時に、それを奪おうとした奴に殺されちまって・・・
 しかもその時、多くの人がいたって言うのに、誰も助けてやらなかったのさ。
 おかげで、私は完全な人間嫌いになった。」

「・・・・・・・・・。」

俺に何も言えなかった。

「ただ、彼女はバレないように最後の材料を隠していたおかげで、
 インフェルーノは救えた。」

「そう・・・・・・ですか・・・・・・。」

「インフェルーノは当時15歳だった。
 インフェルーノは私に迷惑をかけまいと思い、外で仕事をする事にしたみたいだよ。
 次会った時は、宿の主人をしてるって報告と、嫁を連れてきたね。
 とてもやかましい嫁だったけどね・・・。」

「・・・・・・・・・。」

「あいつは、私が人嫌いになっても、
 恩人で母の親友であることを忘れてなかったみたいだったよ。
 だからかな・・・あいつだけは許せたのは・・・。」

「・・・・・・。」

俺は、ただ黙って聞くしかなかったが、口を開いた。

「それからは・・・」

「知っての通り、アースランド(この世界)に来て、
 マカロフに会って、住むようになったのさ。悪いとは思ってはいたけどさ。」

「・・・そうですか。」

俺は、この話を忘れる事は無いだろう。

「ありがとうございます。」

「別にいいさ。」

俺の言葉にポーリュシカさんはそう言う。


バッ!


「?」

「シャルル!・・・?」

シャルルが目を覚ましたが・・・・・・様子がおかしかった。

「な・・・何!?今の予知・・・。」

震えていた・・・・・・何か恐ろしいものを見たかのように・・・


































「落ち着いたか?」

「ええ・・・・・・。」

少し時間が経ち、シャルルは落ち着いた。

「予知能力があるとは聞いたが、何を見たっていうんだい?」

「それが・・・いつもの事だけど断片的で・・・
 白い騎士・・・巨大な魔法陣・・・。」

シャルルは汗を流し、そう言う。それ程恐ろしいのか・・・?

「他には?」

「信じられないような光景・・・。」

「それは何だい?」


























「崩壊する(メルクリアス)・・・。」

「!?」


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