第7章 大魔闘演武編
ポーリュシカの過去
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・・コージの言う通りだよ。
妖精の尻尾顧問薬剤師の名にかけて、必ず治してやるよ。」
俺とポーリュシカさんはそう言うのだった。
ウェンディの顔は悲しい表情から笑顔の表情になった。
「ありがとう、お兄ちゃん、グランディーネ。」
「その名で呼ぶんじゃないよ。」
それから時間が経ち・・・
「すぅ・・・・・・」
「よく眠っているわね。」
ウェンディは静かに眠っていた。
「(この大会にウェンディを襲った奴がいるかもしれない・・・・・・
分身で探すか?いや、無暗に探すのはどうだろうか・・・・・・。)」
俺はそんな事を考えていた。
ウェンディにこんな目に合わせた奴を・・・・・・俺は許さない!!!!
「アンタ・・・少しは落ち着きな。」
「・・・・・・わかって、います・・・。」
「変な事をしたら失格になるからね。」
「・・・・・・はい。」
わかってはいるが・・・これがどうしても収まらない・・・。
俺はどうにか収めようとする。
「・・・・・・そう言えば、1つ聞いていいですか?」
「何だい?」
「・・・・・・手紙はどうでしたか?」
俺は、あの時に渡した手紙の事を聞いてみた。
「・・・・・・何でそんなこと聞くんだい?」
「えっと・・・人間嫌いなのに、あの人達とは親しいのかなって・・・。」
「・・・・・・まぁ、自分で確かに人間嫌いとは言ったね・・・・・・。
手紙の内容は2つ。1つは普通に元気か?ってな感じのだ。
もう1つは、アンタの事を手助けしてくれと言う頼みだ。
何か助けてくれたようだね?」
「ええ・・・。」
「・・・特別に教えてあげるわ。私とあの2人の関係。」
「!」
俺はそれを聞いて驚く。気にはなっていたけど・・・
「男の方・・・インフェルーノは、私の昔のたった1人の親友の子。
名前はアリアナ。私は昔から人見知りで、人間不信だったんだ。
そんな私がただ1人心を許した人だ。」
ポーリュシカさんは懐かしそうな顔をして、そう言うのだった。
「そんな彼女も結婚をして、インフェルーノが生まれた。だけど・・・」
「?」
「男とは、理由は忘れたけど離婚をしちまったらしい・・・・・・
そして私が始めてインフェルーノと会った時は、
そいつは重度な病気を患っていたんだ。」
「・・・!!!」
「私は彼女の頼みで、治そうとしたけど、薬に必要な材料がなくってね、
アリアナは急いで探しに行ったんだ・・・
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