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混沌の魔術師と天空の巫女
第7章 大魔闘演武編
ポーリュシカの過去
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ガチャ!


「ウェンディ!!」

医務室にナツさん達が入ってきた。
ちなみに、ナツさん達はギリギリ8位で、予選突破できたらしい。

「コージが、茂みの近くで倒れてたらしいんだ。」

「外傷はないみたいだけど・・・。」

「シャルル・・・・・・。」

ミントとリサーナさんは説明を、ハッピーはシャルルの名前を言うのだった。

「コージ、帰っていたのか。」

「はい・・・・・・情けないです・・・俺は・・・」

「自分を責めるな。」

エルザさんがそう言う。

「うぅ・・・お兄ちゃん・・・皆さん・・・?」

「ウェンディ!目が覚めたか。」

「大丈夫か!!?」

ウェンディが目を覚まし、俺とグレイさんはそう言う。

「何があった!?」

ナツさんがウェンディに訪ねる。

「すみません、よく・・・思い・・・出せ・・・ない・・・んっ!!」

「ウェンディ!!!」

「魔力欠乏症だね。」

「!?」

知っている人の声が聞こえ、俺達は振り向く。

「一度に大量の魔力を失った為に全身の筋力が低下している。
 しばらく安静にしてれば回復するよ。」

「ポーリュシカさん!!?」

声の主はポーリュシカさんだった。

「何でここに!!?」

「応援に来ちゃ悪いかい?」

「いいえ・・・。」

「一度に大量の魔力を?」

「一体・・・」

「よく・・・思い出せないけど黒い動物のような・・・うう・・・」

「ウェンディ!!!」

「無理させるんじゃないよっ!!」

どうも、無理に思い出そうとして頭痛を起こしてしまったようだ。

「みんな・・・ごめ・・・せっかく・・・修行・・・したのに・・・
 私・・・出られなくて・・・」

「「「「「・・・・・・・・・。」」」」」

涙を浮かべながら謝罪するウェンディの姿に、俺達は何も言えなかった。

「エルフマンさん・・・。」

「ム。」

「私の代わりにお願いします・・・。」

「おう!!任せておけ!!」

ウェンディの思いをエルフマンさんは受け取り、力強く頷いた。

「さあ出ていきな。今は安静にしてなきゃダメなんだ。」

「「「うわぁ!!」」」

その直後、ポーリュシカによって医務室を追い出された・・・・・・ナツさん達は。

「アンタは?」

「妹が心配なのに、行けれませんよ。俺の代わりにリサーナさんが行ってくれました。」

「・・・・・・まぁ、いいわ。」

「ぐす・・・。」

「メソメソするんじゃないよ。」

「だって・・・。」

「ウェンディ、大魔闘演武はまだ何日かあるんだ。回復したら本戦に出られるハズだ。」

「その子・
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