神機使いの少女達
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後
ヤマト達が向かっていた戦場では……二人の少女がトラを模様した姿の大型アラガミ…《ヴァジュラ》から逃げていた
「なにが、オウガテイル三頭よ!ヴァジュラなんて聞いてないよ!」
「そ……そうですね」
逃げている内の一人……赤い帽子を被っている少女の顔色が優れない……
それに気づいていたもう一人の少女は何かを決めたのかその場に立ち止まる
「オレーシャ?」
「アリサ……私が囮になるから…先に逃げて」
「そんなことしたら!」
アリサと呼ばれた少女は少女……オレーシャを止める
「わかってる……囮になれば死んじゃうと思う…だけど、このまま、逃げても二人とも死んじゃう!だから、せめてアリサだけ逃げて!」
「でも………!」
『グオォォォォォォォォンッ!!』
二人の直ぐそこまでヴァジュラが迫っていた
「アリサは早く逃げて!」
オレーシャは自分の新型神機のロングブレード《アヴェンジャー》を構える
「やあぁぁぁぁぁぁ!!」
「だめぇぇぇぇぇぇ!」
オレーシャはヴァジュラに突っ込んでいく、アリサは後ろで叫ぶしかなかった
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「オレーシャ!」
オレーシャはヴァジュラの電球を直でくらってしまいアリサの前まで吹き飛びスタンで動けなくなる
「あ、アリサ……早く…逃げて…」
「い…いや……」
アリサは腰を抜かしたのかその場から動けなかった……ヴァジュラは倒れているオレーシャにゆっくりと近づいていき、オレーシャの目の前で口を開き、補食しようとするが………
ドカン!
「「え?」」
オレーシャを補食しようとしたヴァジュラが爆発と共に横にふきとんだ
「なにが、起きたの?」
「わからない………アリサ!あれ!」
オレーシャが指差す方にアリサが顔を向けるとトラックがこちらに向かって走ってくる
「こんな所で…民間人?でも、助けてくれたの?どうやって……」
トラックが二人の前に止まり、運転席から、一人の少年……ヤマトが出てくる
「大丈夫か、新人神機使い(ゴッドイーター)さん方?」
「あ、はい………じゃあ、無いです!民間人は退避してください、ここは危ないです!」
「それはわかってるよ、でも安心してくれ。俺は、ゴッドイーターでは無いがヴァジュラは倒せる。ナナ、『飛刀』を」
「はい、ヤマトお兄ちゃん!」
車内からナナが刀を一本持って出てきてヤマトに渡す
「ありがとう、ナナ。ナナは二人を守ってて……俺がトラを殺るから!」
ヤマトは刀を腰に下げるとヴァジュラに向かって走る
「アラガミに普通の刀なんて!私たちも………「あなた達になにができるの?ヴァジュ
[8]前話 [1]次 最後
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ