暁 〜小説投稿サイト〜
SAO〜脇役(?)の異世界日誌〜
プロローグ
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というか何で急に転移したんだ?」

 赤い髪の男(クライン)は黒髪の方が止めてくれたので助かった???じゃねぇ!何で急に転移したんだ!
 そんな事を考えていると、誰かが叫んだ。 

 「上だ!上をみろ!」 

 一斉に"始まりの町"に集められたプレイヤー達がその方向をみると紅い血のエフェクトとともに
 フードを被った誰かが現れ、驚愕の事実を告げた。
  曰く「これはゲームであって遊びでは無い。」
 
 簡単に説明すると自身のアバターのHPが0になる、もしくは今現在俺達の頭に装着されているVRMMOの 
 ハードウェア「ナーヴギア」が他者の手で強引に取り外されようとするとナーヴギアから発生する
 マイクロウェーブが俺達の脳を焼き尽くす。
 つまりこのゲームからはログアウト不可能のデスゲームと化したのだ。 
 
 だが一つだけログアウトする方法がある。それは「"アインクラッド"第百層のボスを制覇する」というもの。
 しかしそれはただ一つの道であると同時に最大の難関だ。
 今現在始まりの町にはSAO発売前にテストプレイをしたいわゆる"βテスター"が千人いるが
 そのテスター達は一ヶ月かけても第六層までしか攻略出来なかった。
  
 これを知ったプレイヤー達がどうなるか?それは当然-----
 
 「ふざけんなよおおお!」
 
 「元の世界に戻してくれええええ!」

 ------パニックだ。

 だがそんな中-------

 「クラインと、あとあんた。俺は今から次の村へ出発する。二人共一緒に来てくれ」

 黒髪の男は冷静にそう言った。こいつ多分元βテスターだな?判断速すぎだろ。

 最終的にクラインは自分の仲間が心配だからと断った。
 だが俺は断る理由もないし寧ろ経験者がいた方が心強いので提案に乗ることにした。
 
 「ヨロシクな。えっと??」

 「そういえば言ってなかったな。俺はキリトだそっちは?」

 「俺は"ジョセフ"だ。ヨロシクな!」

 互いに遅すぎる自己紹介を終え俺達二人は次の町へ走り出した。

 余談だが別れ際にクラインがキリトと俺に「可愛い」とか何とか言ってたがあの野武士面よりましだろ。
 いい忘れたが今俺達のアバターは現実世界と同じものになっている。え?言うのがおそい?
 ホットケーキ。
 そんなこんなで俺の冒険はスタートした。????こんなんでいいのか?
 
←to be continud


 
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