二話 この牛野郎!
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。本物ならもっと強いのだろうが、俺の魔力とイメージじゃ、ここまでだろう。あ・・れ?視界が・・・。
目が覚める。
広がる視界には家屋であろう物の天井。つまり、ダンジョンではなく家の中ということだ。俺の思考はそこで止まる。俺が寝ているであろうベッドの脇に彼女が。超重要原作キャラであるアイズ・ヴァレンシュタインがいたからだ。
幸いにもまだ起きたことには気付いていないらしい。
自分の魔法的にも追いかけられないとは決していえないし、ここまで待っているとは何か事情があるのだろう。決して、アイズさんとどーのこーのなりたいわけではないよ?
やましい気持ちなんて四分の一ぐらいしかないからね?
でもどうしようか、このままだと原作ブレイク直行ルートなのだが、出来るだけそれは避けたい。こっそり気付かれない様に横の窓から出る・・・とか?。アイズたん絶賛凝視中。
すばやく脱出☆逃走☆。地獄まで追ってきそうなアイズさん。
・・・まぁ、あの凄そうな力を一応全力で使ったしなぁ・・・。―――――だめだ、逃げ出せる力が絶対的に無い。
あきらめて俺はベッドから背中を離す。
「起きた、の?」
「あぁ、起きた。体調もばっちりだ」
「悪いけど、君のステータスを見せてもらった。・・・・どうみても、あんなことが出来るステータスだとは思えなかった」
穴が開くぐらい俺のことを凝視している。あぁこれは質問攻めですな。
「そんな睨まないでくれ、綺麗な顔してるのに睨んでたらもったいないぞ?ほら笑顔笑顔」
俺は満面の笑みを浮かべる。前世では笑い顔はすごくよいと言われた俺に笑顔がうまく出来ないわけがないだろう。
「笑顔?・・・こう?」
彼女も笑顔を見せてくれる、ちょっとぎこちなかったもののその女神のスマイルは俺の目が浄化されていく。うむ、眼福眼福。
「それで、なんであんなことが?」
・・・Oh・・・。話を変えて避けようとしていたのだが。俺のなけなしの話術では無理なようだ。嘘の付けない俺は渋々魔法のことを話そうと・・・・
―――バァァァァァアアアァン。
「アイズたんが男連れ込んだってホントかァァァ!?」
あ、ペッタン神だ。掴みかかりたいけど、その無い胸じゃつかめないかも。割とマジで。
「・・・?うん、ホント」
「待ってろ、餓鬼ィィィィ!その首切り落としてやるから待っときぃやぁ!」
「駄目、彼病人。だよ?」
神怖い、この世界で殺人ってオッケーだっけ?怖さで恨み消し飛んだわ。
アイズの必死の説得により、ロキは正気を取り戻した。
「ロキファミリアに入ればいいやん」
「はいぃ!?」
俺がアイズを
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