Fate/stay night
1133話
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を発すると、俺の隣にある空間に穴が開き、銀色の液体金属のようなものの触手が伸びる。
銀色だからこそ、液体金属っぽい印象が強いんだろけど。
「で、このスライムは俺の宝具だというのがはっきりと分かった訳だ。名前は『忍び寄る銀の浸食者』で、対軍宝具。ランクはA+」
ウニョウニョと伸びているスライムを動かしながら、そう告げる。
「ランクがA+ですって!? スライムが宝具……ってのは、色々と微妙なようにも思うけど、家を一軒即座に消滅させたのを見ると、そうも言えないわね。ちなみに、このスライム、自意識とかがあるの?」
興味深げに伸びている触手を見ながら呟く凛に、首を横に振る。
「いや、どっちかと言えば手とか足みたいな、俺の身体の器官の1つみたいな感じだな」
「……アークの器官の1つって……」
唖然とする綾子。
まぁ、その気持ちは分からないでもない。
そんな綾子の様子に苦笑をしながら、スライムの能力を説明していく。
液体金属状での斬撃、音や温度を使った偵察能力、そしてスライム最大の特徴でもある吸収能力。
特にこの吸収能力は、吸収すればした分だけスライムの質量を増やす事が出来るという代物であり、他の能力と併せ持って強力無比な攻撃方法となる。
「……何と言えばいいのかしら。さすがに英霊の宝具というべきかしら? その質量の為に対軍宝具という訳ね」
「ああ。俺自身もどのくらいの量があるか分からない程の質量を持っているみたいだな」
「けど、宝具EXだと考えると……まだ???と表示されている宝具はどれだけ強いのかしらね。……アークエネミー、何とかその宝具を使えるように頑張って頂戴!」
いや、そう簡単に言うなよ……
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