Life18 騎士王の末裔、正当後継者VS受肉ある英霊、叛逆の騎士
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が泣きながら走り去っていく様を。
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
それを見送った士郎だったが、後ろから裏切りにも似た糾弾の声が上がる。
「士郎、女性を泣かせるなんて藤村家の家訓に反してるんじゃないの?」
「士郎先輩は女泣かせだったんですか?」
「ハーレム創る時は俺も気を付けよう」
『モテすぎるのも考え物だな』
「なんでさ!?」
言いたい放題に言われた士郎が、あまりの理不尽に叫ぶ。
そんな士郎達がミニコントしている時に、今だ戦闘している4人の内の2人に動きがあった。
「ん?転移魔法陣」
「これは、ヴァ―リn――――」
4人の内の2人であるアーサーと美猴の足元に転移魔法陣が出現したと同時に、その場から消え失せてしまった。
「あんだよ?折角乗って来たのに・・・」
「逃がしたか・・・。悪魔たちの増援が来るまで持たせたかったが」
この夜の一幕は突然に終わりを告げた。
その後、騒ぎを聞きつけた他の警備兵達と合流後に事情を説明したら、急遽パーティーは中止となった。
−Interlude−
あの急遽パーティーを中止した日の次の朝、モードが転移魔法陣で人間界に戻ろうとした所でリアス達に呼び止められた。
「なんだ?オレの事、嫌ってたんじゃねぇのかよ?」
「ええ、今でもゼノヴィアの事は許していないわよ。でも貴女は昨夜、私たちから嫌われても守ろうとしてくれた事には、お礼を言っておこうと思ったの」
リアスの後ろに居る眷属らの内、5人の内のゼノヴィア以外はそのこと自体にもまだ納得しきれていなかったが、一応ついてきた形だった。
「律儀なこったな」
「その程度の器量も無ければグレモリー家次期当主には相応しくないモノ。だから本当に昨夜は感謝してるわ」
「俺も感謝してるが聞きたい事がある。あんたの思想について。結局の所、如何して守ろうとしてくれたんだ?」
「別に可笑しい事はねぇだろ。お前らは士郎のダチ何だろ?なら、マスターのダチから嫌われて様が、そいつらに手を出した奴らに相応に痛めつけるのは当然だろ?それに見過ごしたままなんて、オレ自身が気持ち悪かった・・・・・・ただそんだけだっつーの」
つまりは自己満足だと付け加えるモードの思想に、一誠は一応の納得と理解をした。
「・・・・・・あと、悪かったな。そいつの件は」
「・・・!今更――――」
「待ちなさい」
リアス達の反応を見てゼノヴィアの件を謝罪したモードだったが、まだ全く赦せていないメンバの内の1人である祐斗が、軽い謝罪に思えて反応したところにリアスが制止を掛ける。
「貴女もちょっと待って!今だから思えるのだけど・・・・・・私た
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