気がつけば大晦日
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ひょんなことから異世界で数日過ごした、直哉とさくらだったが千明に元の世界に戻して貰った時、二人は唖然となった。
「千明お姉ちゃん送ってくれてありがとう」
「千明ちゃんまたね」
「はいさくらさんも、直哉君もお元気で」
千明は元の世界に戻った。
「帰っちゃったね、千明お姉ちゃん」
「ええ、そうね、さあ私達も大帝国劇場に戻りましょう」
「うんそうだね」
そして、二人は大帝国劇場へと、歩き出した。そしてこの後直哉とさくらは、恐るべき事実を知ることになる。
「「ただいま戻りました支配人」」
「おう、漸く帰ってきたか、二人共」
「え、支配人僕達まだ3日しか経ってないですよ、向こうに行ってから」
「何を言うか、お前たちが、行った時はまだ11月だろう?」
「ええ、そうでした」
「今は、12月なんだよこっちの暦はな、そして日にちは、12月31日だ」
「「ええええーー」」
直哉とさくらは、米田の発言に驚きを隠せないでいた。
「そうか、向こうとこっちじゃ時間の流れが違うんだ」
「二人共判ったら、新年を迎える準備を手伝って来い」
「「はい」」
そして直哉とさくらは、支配人室を出て、二人は別れてそれぞれの場所で、新年の準備を手伝った。
その日の夕方・・・
直哉とさくらは、食堂で、夕食を食べていると、大神がやって来た。
「やあさくら君と直哉君、今夕食かい?
「「大神さん」」
「そう言えば、君達この一月どこにいったんだい?」
「えーとまず友達の所に行って、それからさくらお姉ちゃんと、二人旅してました。ね、お姉ちゃん」
「ええ、そうなんですよ大神さん」
「へえ、旅かあ、いいなあ俺もしたいよ」
「あら、大神さん。大神さんはここに来る前は、海軍にいたんですよね?」
「ああ、そうだよ」
「海軍学校ならいろんな国に行ったんじゃ?」
「ああ、確かに行った事はあるけど、余り俺自身、下の階級だから留守番が多かったんだ」
「そうなんですか」
「そう言えば、俺も、さくら君に聞きたいことあるんだけど、いいかな?」
「え、私にですか?」
「ああ、俺も皆からの噂からなんだけど、さくら君に許婚がいるのかい?」
「・・・大神さん私に、許婚がいなかったらどうしてました?」
「それは、さくら君かわいいから、恋人になれたら嬉しいけどね」
「そうですか・・・大神さん私には許婚がいます」
「やはりいるのかい?」
その時、花組隊員全員が食堂に来た。
「それで、相手は誰なんだい?」
「それは・・・直哉君です」
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