『組長の娘』
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大体、利用されるの解ってて一緒に居った少女も悪い。
でも、リーダーの有無をいわさず無言の圧力も結構なモンだった。
たまに学校側にも連絡来てたみたいやし、家にも無言電話があった。
リーダーしか居らんやん、そんなんするん。
従わなあかんって気持ちにもなる。
臆病でも弱虫でも良い。
ヤクザよりタチの悪い連中は厄介やから、出来る限り従うに越したことはない。
でも、今回はキレそう。
何人もいるの解ってたら絶対断った。
しかも完全に薬物やってる連中やし。
打たれたらどうしてくれるつもりやったん?
そんなリスク少女1人に背負わして一体どんだけの額貰ったん?
朦朧とする意識の中でも怒りは確実にあった。
もう今回限りで関わるのヤメよう。
少女は決心した。
たまに道行く人からの罵声を浴びた。
あぁ、酷い格好やなぁ...
気付いたら少女は黒塗り高級車にお姫様抱っこで連れて行かれてた。
其の人は組長だった。
意識が戻り、ちゃんと聞かれたことに答えて、話をして、少女は此の日から、組長とは父と娘の関係を築いた。
人生を諦めてた。
もうホンマに何もかも終わりでいいやって思ってた。
疲れ切ってた。
そんな時現れた組長。
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