暁 〜小説投稿サイト〜
ランス 〜another story〜
第3章 リーザス陥落
第69話 敵は人類最強
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 突然入ってきたランス。

 強者の間に、何ら躊躇することなく入ってきた姿を見て、呆れているのは 女性陣。近くにいた かなみ、志津香、そして ミリだ。

「「…………」」
「あー……まぁ、確かに ムラっ気があるが、お前さんも一応わけわからん強さは持ってるが……」
「実に的確な表現だ。ミリ」
「こらぁ!! なんだこの空気は! 納得いかんぞ! オレ様が負けるわけないだろうが!!」
「おーおー、なら やる気だせよ? 『ミリに負けて不機嫌だから、オレ様帰る』 なんて言うなよ?」
「誰がいうか!! コラ!!」
「あっ、ら、ランス様。お茶いれてきますね!」
「ちっ、まんじゅうもつけろよ」

 シィルのナイスフォローもあって、ランスは渋々とだが離れていったのだった。

「ほんと、ガキね。アイツ……」
「確かに……もお、あの馬鹿は……」

 志津香もかなみも、苦言を呈するばかりである。

 だが、2人とも忘れている事は無いだろうか?

 ミリが時折2人の方を 妙に笑顔で見ているのに気づいていないのだろうか?

 いや、気づいていないわけはないだろう。……あからさまに、2人はミリから 顔を反らせている所も多々あるのだから。


「(さぁ〜て、どーすんのかね? とりあえず、昨日は流石に疲れてると思ったから、何も言わなかったが…… そろそろ、なぁ? しんどい戦いが始まるみてぇだし)」

 どんな状況でも、こんな状況でも、ミリはミリなのである。
 それが、彼女の元気にも繋がっているのだとすれば、決して意味のない行動ではないだろう。


























〜人物紹介〜


□ トーマ・リプトン

Lv72/72
技能 統率Lv2 鎚LV2

 現行 人類最強と評されるヘルマンの中でもずば抜けた巨躯の重騎士。
 その実力を語るのは 今は まだ時期尚早だろう。

 何れ、間違いなく リーザス解放軍に。……ユーリ達の前に相対する事になる。その時に改めて説明するとする。





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