第3章 リーザス陥落
第69話 敵は人類最強
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がセオリーだ。なのに、皆は退けているんだぞ? ……今更 3倍の差がなんだって言うんだ? 正直、お前たちカスタムのメンバーに、今更 怖いものなんか、あるのか? ってオレは思ってるよ。 そんな土台に、バレス達の様なリーザスの軍隊が、リーザスの強者が、こちら側に集ったんだ。……相手も確かに強い。だが、オレ達も強いんだ。……負けないさ。 自由都市圏内で大きな都市は、ジオのみだ。……さっさとヘルマン達を追い出してしまうじゃないか」
そう言って、笑顔を見せた途端、だった。
皆から、歓声が生まれたのだ。
それは、カスタム解放軍から 続く メンバー達からもそうだったが、後に集ったリーザス側の兵士達も同様だった。
鬨を上げると言った様に、大声で言っている訳ではない。だが、それでも大らかに、包み込んでくれる様な暖かさを感じた。安心を感じたんだ。
「そうよ! ここまで来たんだから! それに、チューリップ3号だっているんだから、こっちの方が最強よっっ!!」
マリアも拳を上げて、鼓舞した。
あのチューリップ3号の破壊力も記憶に新しい。何らかの対策をしてくるだろうと、冷静に考えれば思う。だが それでも、このタイミングでの マリアの言葉も良かった。程よく、士気が上がりつつある中に、種火の中に一気に空気を吹き込んでくれたのだから。
後は、熱く燃えるだけだ。
ユーリの言葉に程よく緊張も抜けた面々。
「ったくよぉ、ほんとに良い男だよな?」
そんな時、いつの間にやら戻ってきていたミリがため息を吐いていた。
「だ〜れが、童顔童顔言ってんだ? ロゼ。あーんな良い男、他にはいねぇんじゃね?」
ロゼの肩に肘を乗せつつ、そう言うミリ。ロゼもニヤニヤと笑う。
「あ〜ら? そのおかげで面白いもの、見れてるでしょ? それに、これは ユーリのギャップが激しすぎるから、所謂ギャップ萌ってヤツなのよ。……戦ってる時のアイツは、普段の3割増にいい表情するんだから、ヤられちゃってもしょうがないわよね〜♪ ね? 誰かさん??」
ロゼは、いや ロゼだけじゃない。ミリも、ニヤニヤと笑いながら周囲の女性陣達を観ていた。 勿論、ロゼの言葉は聞えている。だからこそ、顔を赤くさせていたんだ。
そんなロゼは、とりあえず爆弾発言? を放り込んだと思いきや 用事があると言ってこの場を後にしていた。
消耗品の追加だろうか、もしくはダ・ゲイルとの……だろうか。 恐らく、間違いなく後者なのである。
とまぁ、それは置いといて。カスタムの乙女達を見てみよう。
「ユーリさんは凄いですかねー! み〜んな、あっという間に立ち直ったのも、ユーリさんパワー! トマトもまたまた、パワーアップするですよー!!」
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