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竜のもうひとつの瞳
第二十六話
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力が使えなくなったり、具合が悪くなったりすることがある。
これをオーバーヒートって私は言ってるんだけど、今まさにその状況なのだ。

 何もこんな時にオーバーヒートしなくても、そう思ったけれども仕方が無い。
私は何とか空中で体勢を立て直して崖下の樹海のような森に足から落ちていった。

 小十郎、助けに行くまで無事でいてよ……お願いだから、早まった真似だけはしないで〜!
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