EX
EX クリスマスクエスト 1
[8]前話 [1]後書き [2]次話
12月24日。クリスマスイブ
キリストが生まれた聖なる夜の前夜で仲のいい仲間、あるいは家族や恋人と仲良く過ごす、そんな夜。
なぜこんな当たり前のことを言い出すのか。事の発端は昨日の夜にさかのぼる。
俺は久しぶりの自由な放課後を満喫していた。
いつもは面倒くさい課題やらテストやらナツとのデートやらで忙しいのだが、今日は何もなく、完全な
フリーなのだった。
インターネットを使って少々遊んでいると、キリトが部屋に戻ってきた。
(現在キリトの部屋を半分ほどいただいている)
キリトはこっちを見て俺の姿を確認するなり、
「あ、ソラ!いいところに!!」
と叫んだ。
「・・・なんだよ?」
こういうときのキリトからはろくなことがない。はたして今回もそうだった。
「パーティーの準備手伝ってくれ!!」
「はあ?」
どうやらアスナたちに言われてクリスマスパーティーの準備をすることになっていたそうだが
昨日まで忘れてしまっていたらしい。そういえば招待状来てたなと思い出した。
ちなみに今日は12月23日。午後6時過ぎ。
「あ〜あ」
俺は思わずため息をついた。これから準備するとしても時間がなさ過ぎる。
「頼む!!報酬は出すから!!」
というとキリトはうっとうしくもべたべたとくっついてきた。
「あーもうやかましい!!手伝えばいいんだろ、手伝えば!!」
「・・・で?何を手伝えばいいんだ?」
「えーっと、とりあえず買い出しかな。近くの百円ショップでいいから買ってきて」
「何を?」
「はい、これ買ってきてほしい物のリスト。それだけあれば十分だと思うから。はいお金」
「えーこの雪の中?しょうがないな・・・」
「いってきたぞー。寒かった〜」
「次は部屋の片付け手伝って!」
「え?会場ってここなの?」
「そうだよ?ていうか招待状に書いてあったけど」
「読んでねーよ」
さてさてそれから3時間後・・・。
「ありがとう!助かったよソラ!」
「何で俺よりお前のほうが仕事の数少ないんだよ・・・」
「じゃあ、後はALOでの準備だけか・・・」
「は?」
ま、まさか・・・。
「ALOの準備も手伝ってね?ソラ」
というわけで急遽ALOにいかなければならないらしかった。
[8]前話 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ