暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第22話 昼食と再開
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だきます」
そう言って俺はサンドイッチにかぶりつく。
「……うまいな、これ」
「カゲヤ君のも美味しいよ」
お互いに褒め合いながら食べ続ける。
隣ではキリトが「マヨネーズだ!!」などと叫んでいたがそんなのは気にせず黙々とサンドイッチを食べる。
俺はサンドイッチを食べ終わるとサキに言った。
「とても美味しかったよ。時間がある時に作り方教えてもらっていいか?」
「それじゃあ、今日の夜教えてあげるね!」
そんなやりとりをしていると不意に下層側の入り口からプレイヤーの一団が鎧をガチャガチャ言わせながら入ってきた。
キリトとアスナは瞬間的にパッと離れて座りなおす。
現れたのは6人のパーティーで、そのリーダーを見た瞬間俺とキリトは肩の力を抜いた。
その男はこの浮遊城でもっとも古い付き合いの刀使いだったのだ。
「おお、キリト!それにカゲヤも!しばらくだな」
俺たちに気付いた刀使いは笑顔で近寄ってきて言った。
俺とキリトは腰を上げて挨拶を交わす。
「久しぶりだな」
「まだ生きてたか、クライン」
「カゲヤはともかく、相変わらず愛想のねぇ野郎だ。珍しく連れがいるの……か……」
荷物を手早く片付けて立ち上がったアスナとサキを見てクラインは目を丸くした。
「あー……と、ボス戦で顔は合わせてるだろうけど一応紹介するよ。こいつはギルド《風林火山》のクライン。で、こっちは《血盟騎士団》のアスナとサキ」
キリトの紹介でアスナとサキはちょこんと頭を下げたがクラインは目の他に口も丸く開けて完全停止していた。
「おい、何とか言えよ。ラグってんのか?」
キリトがそう言いながら肘でクラインの脇腹をつつくとようやく口を閉じ凄い勢いで最敬礼気味に頭を下げた。
「こっ、こんにちは!!くくクラインという者です24歳独身」
どさくさに紛れて妙なことを口走るクラインにキリトはもう一度脇腹を強めにどやしつける。
しかしクラインの台詞が終わらないうちに後ろにいた5人のパーティーメンバーがガシャガシャ駆け寄ってきて我先にと口を開いて自己紹介を始めた。
「凄いな、あいつは」
俺は風林火山のメンバーに囲まれているアスナたちを後ろで眺めながら呟く。
「?どういう意味?」
隣にいたサキが不思議そうな顔で聞く。
「クラインによると風林火山のメンバーは全員SAO以前からの馴染みらしいんだ。それをクラインは独力で仲間を1人も欠けることもなく守り抜き、しかも攻略組の一角を占めるまでに育て上げたんだ。これは簡単に出来ることじゃないし、真似しようとしても出来ることじゃないんだ」
「凄い人なんだね」
「ああ、尊敬すらする相手だ」
キリトとクラインがじゃれあっているのを
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