7部分:第七章
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みたらいいわ。何なら連れて行ってあげるわよ」
「うん」
高志は無感情に頷いた。ハンバーガーよりももっと気になることが目の前にあったからである。
それは目だった。葉子の目だ。今彼女の目はまた赤くなりはじめていたのだ。
「何か最近物騒だな」
遠くからクラスメイトの声が聴こえてきた。
「またホームレスの行方不明が増えてるそうだよ」
「うちの学校のチーマー達もだな。何処に行ったんだろうな」
(やっぱりね)
高志はそれを聞きながら心の中で思った。
(また易者さんから話が来るかな)
だがそれは言わなかった。ただこれから起こることに少し心の中で溜息をついただけであった。結局魔物というものからは離れられないのかな、と考えるだけであった。
赤い目 完
2006・1・8
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